単身赴任中のパパと子どもの関係を保つには。ビデオ通話の読み聞かせと、会えない時間のつなぎ方
単身赴任・出張が多いパパと幼児の関係を保つ方法。ビデオ通話の工夫、読み聞かせ、手紙や写真の活用、久しぶりに会う日の接し方を、年齢別に解説します。

「単身赴任で、平日は会えない」「出張が多くて、子どもが寝てから帰ってくる」。離れて暮らすパパ(または出張が多い親)と、子どもの関係をどう保つかは、家族の大きな悩みです。この記事では、年齢に合ったつなぎ方と、会う日の接し方を紹介します。
離れていても、関係は育てられる
子どもにとって大切なのは、「長く一緒にいること」だけではありません。短い時間でも、安心できる関わりを、繰り返し持つことが、親子の絆を支えます。
会えない時間でも、次のようなつながり方ができます。
- 毎日決まった時間の、短いビデオ通話
- 録音した読み聞かせや、メッセージ
- 手紙、写真、絵のやりとり
- 家族の予定の共有(今日、何をしたか)
年齢別のつなぎ方
0〜1歳
画面越しの会話は難しい年齢です。顔や声に触れる機会を、短く、繰り返します。
- ビデオ通話で、笑顔と声を見せる(1〜2分でも十分)
- 録音した子守歌や、読み聞かせを流す
- パパの写真を、家のよく見える場所に貼る
2〜3歳
画面越しでも、反応が出る年齢です。
- 通話中に、お気に入りのおもちゃや、絵を見せ合う
- 簡単な歌や、手遊びを一緒にする
- 「今日のごはん、何だった?」と、一つだけ質問する
4〜6歳
会話が成り立つため、話題を用意しておきます。
- 「今日の、一番楽しかったこと」を話す
- パパから、赴任先の写真を送る(地図、食べ物、乗り物など)
- 手紙や、絵のやりとりをする(字が書けなくても、絵でよい)
- 離れている間の、「会うまでの日数カレンダー」を、一緒に作る
ビデオ通話のコツ
- 短く、毎日同じ時間に:5〜10分でも、繰り返すと習慣になる
- 何かをしながら:絵本、工作、おやつなど、手を動かす内容にする
- 同じ話題を続ける:昨日の続きを聞くと、子どもは「見ていてくれる」と感じる
- 無理に続けない:嫌がる日は、「また、あしたね」と、短く切り上げる
画面を見せる時間が長くなりすぎないよう、スクリーンタイムの考え方も、あわせて確認してください。
読み聞かせで、つなぐ
同じ絵本を、パパと家庭で一冊ずつ持ち、同じ本を読む方法があります。通話で読んでもよいですし、読み聞かせを録音して送るのも一つです。録音は、いつでも聞き返せるため、寝る前に使えます。
久しぶりに会う日の接し方
- 会ってすぐに、抱っこや、キスを求めない。まず、子どもが慣れる時間をとる
- 子どもの好きな遊びを、そばで、一緒にする
- 「いない間に、できるようになったこと」を、子どもに聞く
- 帰るときは、短くても、次に会う日を言葉で伝える(「〇回寝たら、また来るよ」)
声かけの例
通話後に、子どもが寂しがって泣いた場面です。
「パパに、会いたかったね」と、気持ちを受け止めます。「パパは、お仕事を頑張っているよ。次に会うのは、お休みの日だよ。それまで、ママと、カレンダーに印をつけようか」と、見通しを伝えます。
家族で気をつけたいこと
- ママだけに、育児の負担が偏らないよう、できることを分担する(父親の育児の始め方も参考に)
- 子どもの前で、パパの不在を、否定的に話さない
- ママ自身が、孤立しないよう、周りの手を借りる
相談の目安
- 子どもが、強い不安や、食欲・睡眠の乱れを、長く示している
- 親自身が、強い疲れや、気持ちの落ち込みが続いている
自治体の子育て相談窓口や、小児科、保健センターに相談してください。
まとめ
離れていても、短くても、安心できる関わりを繰り返すことで、親子の関係は育てられます。毎日の短いビデオ通話、読み聞かせ、手紙などを、無理のない範囲で続けましょう。会える日は、子どものペースに合わせて、一緒に遊ぶことを大切にしてください。
参考にした情報
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。
よくある質問
- Q. ビデオ通話の画面を、子どもがすぐに見なくなってしまいます。
- 幼児は、画面越しの会話を長く続けるのが難しい年齢です。1回5分程度でも、毎日同じ時間に、短く続けるほうが、関係を保ちやすくなります。会話だけでなく、歌、絵本、おもちゃの見せ合いなど、動きのあることを一緒にすると続きやすくなります。
- Q. 久しぶりに会うと、子どもが人見知りをします。
- 数週間以上会わない間に、顔や声を忘れたように振る舞う子もいますが、時間とともに慣れることがほとんどです。会ってすぐに抱っこを求めず、子どもの好きな遊びを、そばで一緒にすることから始めてください。
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