1歳の非認知能力:「やってみたい」を支えて、粘り強さの芽を育てる
1歳は、自分でやりたい気持ちと、うまくいかない悔しさが同時に育つ時期。非認知能力の土台になる、安心感・挑戦・立ち直りを支える関わり方と、相談の目安を紹介します。
「自分でやりたい」「できない!」と癇癪を起こす。1歳は、非認知能力(意欲・粘り強さ・気持ちのコントロールなど)の土台ができ始める時期です。この記事では、1歳の非認知能力の考え方と、家庭での関わり方を紹介します。
非認知能力とは
テストの点数では測れない、意欲・粘り強さ・自己コントロール・思いやりなどの力の総称です。幼児期の経験が、のちの学びや人間関係の土台になると、多くの研究で言われています。
1歳の様子
個人差があり、あくまで目安です。
- 「自分で」とスプーンやコップを持ちたがる
- 思い通りにならないと、泣く・怒る
- 繰り返し、同じ遊び(積む・出す・入れる)に没頭する
- 親を安全基地にして、探索する(離れて遊び、時々振り返る)
1歳の非認知能力を育てる関わり
安心感(愛着)が土台
- 泣いたら、抱っこや声かけで気持ちを受け止める
- 「お世話して甘やかしすぎ?」と心配しなくて大丈夫。安心感があるほど、自分から探索できる
「自分でやりたい」を支える
- 時間に余裕があるときは、こぼしても、見守る
- できそうなことは任せ、難しいところだけ手伝う
- できたら、「できたね」と一緒に喜ぶ
悔しさに寄り添う
- 癇癪のときは、「悔しかったね」と気持ちを言葉にして受け止める
- 落ち着くまで、安全を守りながら待つ
- 無理に叱って止めない
夢中を邪魔しない
積み木や、ものの出し入れに没頭しているときは、声をかけすぎず、見守ります。集中力の芽です。
体験談:よくあるエピソード
複数のご家庭でよく聞かれる体験をもとに構成した、一例です。
朝の支度で急いでいるのに、自分で靴を履きたがり、毎日バトルでした。休日だけでも「自分でやる時間」を作り、できたら一緒に拍手しました。しばらくすると、できなくても自分でやろうと粘り、成功すると得意げな顔をするようになりました。
相談の目安
- 極端に、反応が乏しい、あやしても笑わない
- 激しい癇癪が長時間続き、落ち着かせるのが非常に難しい
- 親との関わりに、全く興味を示さない
育児に不安が強いときも含め、小児科、乳幼児健診、自治体の相談窓口に相談してください。
まとめ
1歳の非認知能力は、安心感・「自分で」を支える・悔しさへの寄り添いで育ちます。結果より、やってみる過程を一緒に喜びましょう。
参考にした情報
- 幼児期の非認知能力に関する研究(国内外の学術研究のレビュー)
- 愛着・自己制御の発達に関する研究
本記事は一般的な情報提供を目的としています。発達について心配なことがあれば、小児科や、自治体の相談窓口にご相談ください。
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