「ママじゃなきゃイヤ」後追いはいつまで続く?親から離れない子の気持ちと、少しずつ離れる練習
ママ(パパ)でないと泣く、トイレまでついてくる、抱っこを求め続ける。1〜3歳の後追いはいつまで続くのか、ママ好きの理由と、安心感を育てる関わり方、離れる練習のコツを解説します。

「トイレにも、お風呂にも、ついてくる」「パパが抱っこすると泣いて、『ママがいい』と言う」。ママ(またはパパ)から離れない時期は、保護者にとって、愛おしくもあり、疲れてしまうものです。この記事では、親から離れない子の気持ちと、関わり方を紹介します。
なぜ、親から離れないのか
1〜3歳ごろは、特定の大人(多くは主な養育者)との間に、強い結びつき(愛着)が育つ時期です。
- 親がそばにいることで、安心して過ごせる
- 親が見えなくなると、「いなくなってしまうかも」と不安になる
- 周りの世界が、広がるとともに、気になることや、怖いことも増える
- 「親が好き」という気持ちが、はっきりしてくる
親から離れない行動は、愛着がしっかり育っているサインでもあります。成長の証と、捉えてみましょう。
時期ごとの特徴
1歳前後:後追い
ハイハイや、歩けるようになると、親の後ろを追いかけます。親が見えなくなると、泣くこともあります。
1歳半〜2歳ごろ:ママ(パパ)でないとイヤ
特定の人でないと、嫌がる様子が強くなります。着替えや、食事、寝かしつけなどを、「ママがいい」と、こだわることもあります。
2〜3歳ごろ:自分でしたい気持ちと、甘えたい気持ちの揺れ
「自分で」と言いながら、急に「抱っこ」と甘える、行ったり来たりの時期です。
安心感を育てる関わり
十分に甘えさせる
甘えたいときに、しっかり受け止めてもらえた経験が、「いつでも戻れる安心」を育て、結果的に、自立につながります。
- 抱っこ、ぎゅっとするスキンシップを、日々の中で意識して取り入れる
- 「あとでね」が続きすぎないよう、5分でも、子どもだけに向き合う時間を作る
気持ちを言葉にする
「ママがいなくて、さみしかったね」「ママといたいんだね」と、気持ちを代弁します。気持ちを分かってもらえると、落ち着きやすくなります。
離れるときは、必ず伝える
黙って、そっといなくなるのは、避けます。子どもは、いつの間にかいなくなることに、強い不安を覚えます。
- 「ママ、トイレに行ってくるね。すぐ戻るよ」
- 「ごはんを作ってくるね。ここで待っていてね」
言葉で伝えて、戻ってくる経験を重ねると、「戻ってくる」という安心が育ちます。
少しずつ離れる練習
短い時間から始める
- 家の中で、別の部屋に、数分だけ行く
- 「いない、いない、ばあ」遊びで、「見えなくなっても、また会える」ことを遊びで体験する
- 戻ってきたら、「ただいま」「待っていてくれて、ありがとう」と、笑顔で声をかける
他の人との関わりを増やす
パパ、祖父母、保育士など、信頼できる他の大人と過ごす時間を、少しずつ増やします。
- 最初は、親が同じ部屋にいる状態で、パパに関わってもらう
- 慣れたら、少しずつ、親が離れる時間を延ばしていく
パパが主役になる時間を作る
「ママがいい」と言われても、パパは、落ち込まなくて大丈夫です。お風呂や、外遊び、特定の遊びなど、「パパとの時間」を作ることで、少しずつ、関係が育ちます。
避けたい対応
- 泣いているのに、「もうお姉ちゃん(お兄ちゃん)でしょ」と、突き放す
- 子どもが寝ている間や、隙に、黙って出かける
- 「ママがいないと、泣いちゃうからダメ」と、離れる機会を作らない
親自身の、ケアも大切に
いつもくっついていると、親も疲れます。
- 家族や、一時預かり、ファミリー・サポートなどを、頼ることも考える
- 「いつまで続くのか」と、不安になりますが、多くは、成長とともに落ち着きます
- 自分の時間を持つことを、後ろめたく思わない
相談の目安
- 3歳を過ぎても、親から全く離れられず、日常生活に支障がある
- 親と離れると、強い不安のために、体調不良(嘔吐、腹痛など)が出る
- 他の発達の心配(言葉、こだわりなど)もある
園の先生、保健センター、小児科、子育て相談窓口で、相談できます。
よくある場面と声かけの例
トイレに行こうとしたら、泣いてついてきた場合の例です。
「ママ、トイレに行ってくるね。すぐ戻るよ。『1、2、3』って、数えて待っていてね」と、伝えます。戻ってきたら、「待っていてくれて、ありがとう」と、笑顔で抱きしめます。
まとめ
親から離れない時期は、愛着が育っている、成長のサインでもあります。十分に甘えさせ、離れるときは言葉で伝えながら、少しずつ、安心して離れる練習を重ねていきましょう。
参考にした情報
- 保育所保育指針(厚生労働省)
- 子育て支援(こども家庭庁)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。
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