パパの育児、何から始める?産後〜1歳の関わり方と、産後パパ育休の基本
産後から1歳ごろまでに、父親が育児に関わるきっかけをつかむ方法。沐浴・寝かしつけなど具体的な関わり、産後パパ育休(出生時育児休業)の基本、体験談を紹介します。

「赤ちゃんが小さくて、触るのが怖い」「ミルクも泣き止ませ方も、わからない」。初めての育児では、父親も戸惑うものです。この記事では、産後から1歳ごろまでに、父親が育児に関わるきっかけをつかむ方法を紹介します。
産後の最初の数か月が大切な理由
産後の母親は、出産のダメージからの回復と、授乳による睡眠不足が重なり、心身ともに負担が大きい時期です。産後うつのリスクも指摘されており、この時期に父親が家事・育児を担うことが、母親の支えになるとされています。
また、早い時期から赤ちゃんと関わることで、父親自身も育児の感覚をつかみやすくなります。
最初に取り組みやすい関わり
1. 沐浴・お風呂
沐浴は、父親が担当しやすい場面です。
- 沐浴の手順は、産院や自治体の両親学級で学べることが多い
- 慣れるまでは、夫婦で一緒に練習する
2. おむつ替え・着替え
最初から上手にできなくて当たり前です。回数を重ねるうちに、手際が良くなります。
3. 寝かしつけ・夜のミルク
- 母乳育児でも、搾乳した母乳や、ミルクを使って、父親が夜間のお世話を担当できる日をつくる
- 母親がまとまって眠れる時間をつくることが、回復につながる
4. 抱っこ・あやし
- 首がすわる前は、首をしっかり支える
- 泣いているときは、抱っこして、ゆっくり歩く・揺れるなど、試してみる
- 赤ちゃんを激しく揺さぶることは絶対にしない(脳に重大な障害を与える危険があります)。泣き止まなくてつらいときは、安全な場所に寝かせて、少し離れて、深呼吸をする
5. 家事全般
赤ちゃんのお世話だけでなく、食事づくり、洗濯、掃除など、家事を引き受けることも、立派な育児参加です。
産後パパ育休(出生時育児休業)の基本
日本では、男性も育児休業を取得できます。2022年10月から、「産後パパ育休(出生時育児休業)」という制度が始まりました。
- 子の出生後8週間以内に、最大4週間まで取得できる
- 2回に分けて取得できる
- 通常の育児休業(原則、子が1歳になるまで)とは別に取得できる
給付金や社会保険料の免除などの制度もありますが、条件や金額は変わることがあるため、勤務先の人事・総務、ハローワーク、厚生労働省の最新情報で確認してください。
休業が難しい場合でも、有給休暇の活用、時差出勤、在宅勤務などで、産後の時期に家にいる時間を増やす工夫ができないか、職場に相談してみましょう。
失敗しても大丈夫
- 「パパのやり方」は、ママと違ってもよい(安全面を除く)
- 指摘されて落ち込んだときは、「教えてもらえて助かる」と受け止める
- お互いに、批判より、感謝を伝える
体験談:よくあるエピソード
複数のご家庭でよく聞かれる体験をもとに構成した、一例です。
産後、4週間の育休を取りました。最初は、ミルクの量も、泣き止ませ方もわからず、緊張の連続でした。でも、毎日お風呂と夜のミルクを担当するうちに、娘の泣き方の違いがわかるようになってきました。育休が終わっても、お風呂は自分の担当として続けています。「育休を取ってよかった」と、心から思います。
まとめ
産後〜1歳の時期は、父親が育児に関わるきっかけをつくりやすい時期です。完璧を目指さず、沐浴、おむつ替え、寝かしつけ、家事など、できることから始めてみましょう。制度の活用も、ぜひ検討してください。
参考にした情報
- 育児・介護休業法について(厚生労働省)
- 両親学級・産後ケアに関する各自治体の案内
本記事は一般的な情報提供を目的としています。制度の内容は変更されることがあるため、最新の情報は公的機関や勤務先でご確認ください。産後の母親の心身の不調が心配なときは、早めに産婦人科・自治体の窓口にご相談ください。
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