パパ遊びの力:体を使った遊びが、子どもの挑戦する心と社会性を育てる
父親との遊びには、体を大きく使うダイナミックな遊びが多い傾向があります。年齢別のパパ遊びのアイデア、安全に楽しむコツ、ママとの違いを「良さ」として活かす考え方を紹介します。

「パパと遊ぶと、子どもがすごく盛り上がる」。そんな光景は、多くの家庭で見られます。父親との遊びには、母親との遊びとは違った良さがあるとも言われています。この記事では、パパ遊びの特徴と、年齢別のアイデア、安全に楽しむコツを紹介します。
パパ遊びの特徴
研究や調査では、父親の遊びは、次のような傾向があると報告されています(個人差は大きく、すべての父親・母親に当てはまるわけではありません)。
- 体を大きく動かす遊びが多い(高い高い、肩車、くすぐりっこ、追いかけっこ)
- 少しスリルのある遊びが多い
- 「やってみよう」と、挑戦を促す
こうした遊びは、子どもの体力、バランス感覚、挑戦する気持ちを育てるとされています。また、ルールのある遊びを通して、順番を守る、気持ちを抑える、といった社会性にもつながります。
大切なのは、「パパらしい遊び」をしなければならないということではなく、パパとママが違うやり方で関わること自体が、子どもにとって豊かな経験になるという点です。
年齢別・パパ遊びのアイデア
0〜1歳
- 高い高い、ゆったりした「飛行機ごっこ」
- 抱っこしながらの、ゆらゆら、くるくる(首がすわってから、ゆっくりと)
- 歌や、絵本の読み聞かせ
2〜3歳
- 肩車、おんぶ、「ぐるぐる」遊び
- 追いかけっこ、かくれんぼ
- 公園で、ボール遊び、すべり台、ブランコ
4〜6歳
- 鬼ごっこ、ドッジボール、キャッチボール
- 自転車、縄跳び、鉄棒の練習
- 工作、キャンプ、虫とり、など、少し長い時間のかかる活動
運動面の詳しい内容は、「0〜6歳の運動発達」の各記事もあわせてご覧ください。
安全に楽しむコツ
体を使った遊びは、楽しい反面、けがのリスクもあります。
- 0〜1歳は、激しい揺さぶりや、強い投げ上げをしない(頭部への影響が心配されます)
- 遊ぶ場所は、床が硬くない、周りに危険な物がない場所を選ぶ
- 子どもの様子(笑っているか、怖がっていないか)を見ながら、強さを調整する
- 子どもが「やめて」と言ったら、すぐにやめる(体に触れる遊びでも、本人の意思を尊重する)
- 食後すぐの激しい遊びは避ける
ママと違っていい、を大切に
- パパのやり方を、ママが「危ない」と制止しすぎない(安全に関わる点は、夫婦で基準を共有する)
- パパも、ママのやり方を否定しない
- 遊び方の違いを、「うちの子の経験の幅が広がる」と捉える
遊びだけでなく、日常の関わりも
遊びに加えて、次のような日常の関わりも大切です。
- 一緒に食事をつくる、片づけをする
- 子どもの話を、最後まで聞く
- 失敗したときに、責めずに、一緒に考える
体験談:よくあるエピソード
複数のご家庭でよく聞かれる体験をもとに構成した、一例です。
平日は帰りが遅く、休日だけ公園で遊ぶようにしていました。最初はボール遊びばかりでしたが、子どもが「パパとやるとおもしろい!」と言ってくれるようになり、鉄棒や自転車の練習にも付き合うように。妻にも「パパの日は、子どもがぐっすり眠る」と言われ、休日の公園が、家族の楽しみになりました。
まとめ
パパ遊びは、体力や挑戦する心、社会性を育てる貴重な時間です。安全に気をつけながら、パパとママの「違い」を活かして、子どもの経験を豊かにしていきましょう。
参考にした情報
- 父親と子どもの遊びに関する研究(国内外の学術研究のレビュー)
- 幼児期運動指針(文部科学省)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。子どものけがや発達について心配なことがあれば、小児科にご相談ください。
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