絵本の読み聞かせはいつから?年齢別の選び方と、聞いてくれない子への工夫
読み聞かせは何か月から始める?年齢別の絵本の選び方、読み方のコツ、じっと聞いてくれないときの対応、毎日続けるための習慣づくりを解説します。
「絵本は、いつから読んでいいの?」「読んでも、すぐ飽きて、どこかに行ってしまう」。絵本の読み聞かせは、言葉や心の発達に役立つと言われています。この記事では、年齢別の選び方と、続けるためのコツを紹介します。
読み聞かせで育つもの
- 言葉の力(語彙、聞く力、話す力)
- 想像力・集中力
- 親子の安心できる時間、愛着
- 感情を理解する力
絵本を「読んであげること」自体より、親子で一緒に過ごす時間が大切です。
何歳から始める?
生後間もない時期から、絵本を読んで構いません。赤ちゃんは、内容を理解していなくても、親の声のリズムや、温かさを感じ取っています。
「始める時期が遅かったから、手遅れ」ということはありません。いつから始めても、遅すぎることはありません。
年齢別の絵本の選び方
| 年齢の目安 | おすすめの特徴 | 例のタイプ |
|---|---|---|
| 0〜1歳 | 色がはっきりしている、絵がシンプル、リズムのある言葉 | 擬音語・擬態語の絵本、顔の絵本、仕掛け絵本 |
| 1〜2歳 | 身近なものが出てくる、繰り返しがある | 乗り物、動物、食べ物の絵本 |
| 2〜3歳 | 簡単なストーリー、日常の様子 | 生活習慣の絵本、短い物語 |
| 4〜5歳 | 少し長い物語、気持ちの表現がある | 昔話、冒険もの、友情の話 |
| 6歳ごろ | 文章が多め、想像力を広げる物語 | 長めの物語、図鑑、科学絵本 |
あくまで目安です。子どもが興味を持つものを、優先して選びましょう。
読み方のコツ
1. 親も楽しむ
感情を込めて、声色や表情を工夫すると、子どもの興味が高まります。上手に読む必要はありません。
2. 絵を見る時間をとる
文字を追うだけでなく、絵を見て、「これは何かな」「わんわんいたね」と、会話しながら読みます。
3. 同じ絵本を、何度も読む
子どもは、お気に入りの絵本を、何度も繰り返し読みたがります。同じ本を何度も読むことで、言葉や物語が身につきます。
4. 途中で話してもよい
「この動物、好きなの?」などと聞いて、子どもの反応を楽しみます。物語の筋を、最後まで通さなくても構いません。
5. 読む場所と時間を決める
寝る前や、お風呂のあとなど、決まった時間に読むと、習慣になりやすくなります。
聞いてくれないときの工夫
歩き回る・めくりたがる
- 子どもがめくりたいなら、めくらせる
- 途中で、立ち歩いてもよい
- 無理に座らせず、そばで読み続ける
すぐに飽きてしまう
- 短い絵本から始める
- 読みたいページだけ読んでもよい
- 子どもの好きな乗り物、動物、食べ物の絵本を選ぶ
内容が理解できていないようなとき
- 絵を指さして、言葉を足す
- 年齢より、やさしい絵本にする
- 絵本の世界を、身近な体験に結びつける(「このお花、公園にもあったね」)
避けたい対応
- 「ちゃんと聞きなさい」と、叱る
- 読み終わったら、感想を聞く、教訓を押しつける
- 読み聞かせを、義務のように感じて、続けられなくなる
絵本の入手方法
- 図書館:無料で、さまざまな絵本を借りられる
- 書店:実際に手に取って選べる
- 児童館、子育て支援センター:絵本コーナーがある場合が多い
- 自治体の、ブックスタート事業(乳児健診などで、絵本を渡す取り組み)
電子絵本・動画との違い
電子絵本や動画は便利ですが、紙の絵本は、親子で触れ合いながら、ページをめくる体験ができます。電子絵本を使う場合も、親が一緒に見て、会話しながら楽しむと、効果が高まると考えられています。
よくある場面と声かけの例
絵本を読んでいる途中で、他の遊びに行ってしまった場合の例です。
追いかけて、「まだ途中だよ」と呼び戻すのではなく、「あとでまた読もうね」とそっと伝え、その場で絵本を閉じます。興味が戻ったときに、また読み始めます。
まとめ
読み聞かせは、生後間もないころから、いつからでも始められます。上手に読むことより、親子で楽しむことを大切にして、無理のない範囲で続けてください。
参考にした情報
- ブックスタート(NPOブックスタート)の取り組み
- 保育所保育指針、幼稚園教育要領(言葉・表現に関する領域)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。
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