1歳の言葉の発達:初めての言葉と指さしを、広げる関わり方
1歳は、初めての言葉や指さしが出てくる時期。言葉の遅れが気になるときの見方、絵本・語りかけ・ごっこ遊びで言葉を広げるコツと、相談の目安を紹介します。
「うちの子、まだ話さない」「『まんま』は言えるけど、それだけ」。1歳は、言葉の個人差が大きく、保護者が一番気になる時期です。この記事では、1歳の言葉の目安と、言葉を広げる関わり方を紹介します。
1歳の言葉の目安
あくまで目安で、個人差があります。
- 1歳前後:「まんま」「ぱぱ」など、意味のある言葉(初語)が出る子が増える
- 1歳半ごろ:話す言葉が数個〜十数個。指さしで、欲しいものや見つけたものを伝える
- 簡単な指示(「ちょうだい」「ねんねしよう」)がわかる
- 「ワンワン」など、ものの名前をまねる
大切なのは、話す数より、「わかる」「伝えたい」気持ちです。
言葉を広げる関わり
指さしに言葉を添える
子どもが指さしたら、「ワンワンいたね」「あか、きれいだね」と名前と気持ちを言葉にして返す。指さしへの応答が、語彙を増やします。
絵本
- 動物・乗り物・食べ物など、身近なものの絵本
- 「これなあに?」と聞き、答えを待つ(言えなくても、指さしでOK)
- 同じ絵本を、何度も繰り返す
生活の中で
- 食事:「もぐもぐ」「おいしいね」
- 外出:「くるま、ブーブー」「ひこうき、とんでるね」
- 子どもの言葉を、正しい言葉で言い直して返す(「ブーブー」→「ブーブーだね、くるまだね」)。間違いを指摘はしない
ごっこ遊び
電話ごっこ、お人形へのごはんなど、まねっこ遊びで言葉が出ます。
気をつけたいこと
- 「言ってごらん」とテストのように言わせない
- 動画に頼りすぎず、会話のやり取りの時間を持つ
- 他の子と比べて焦らない
体験談:よくあるエピソード
複数のご家庭でよく聞かれる体験をもとに構成した、一例です。
1歳半になっても、言葉がほとんど出ず、不安でした。「言わせよう」とするのをやめ、指さしに「ワンワンだね」と返すことを続けました。ある日、突然「わんわん!」と言って、そこから一気に言葉が増えました。
相談の目安
- 1歳半健診の時点で、意味のある言葉が出ない、指さしをしない
- 呼びかけに反応しない、目が合いにくい
- 一度出ていた言葉が出なくなった
気になる場合は、1歳半健診や、小児科、自治体の保健センターに相談してください。
まとめ
1歳の言葉は、指さしへの応答・絵本・生活の中の声かけで広がります。話す数より、伝えたい気持ちを大切にしましょう。
参考にした情報
- 乳幼児の言語発達に関する研究(国内外の学術研究のレビュー)
- 母子健康手帳(乳幼児の発達の目安)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。発達について心配なことがあれば、小児科や、自治体の相談窓口にご相談ください。
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