左利きの子は直すべき?利き手の決まる時期と、箸・はさみ・字の書き方の工夫
子どもが左利きかもしれない、直したほうがいい?利き手が決まる時期、無理に直さない理由、箸・はさみ・鉛筆の使い方の工夫、園や学校での配慮を解説します。

「うちの子、左手ばかり使っている」「箸や字を、右に直したほうがいい?」。左利きの子を持つ保護者の多くが、一度は考えるテーマです。この記事では、利き手の考え方と、日常での工夫を紹介します。
利き手はいつ決まる?
利き手は、生まれつきの傾向が関わっていると言われています。
- 1歳ごろまでは、左右どちらも使うことが多い
- 2〜3歳ごろから、どちらかの手を使うことが増えてくる
- 4〜5歳ごろまでに、利き手がはっきりしてくる子が多い
2〜3歳ごろは、まだ、どちらも使っていることがあります。無理に決めつけず、様子を見て、自然に定まるのを待ちます。
左利きの割合
一般的に、左利きの人は、1割程度と言われています。決して珍しいことではなく、特別な理由があるわけでもありません。
無理に直さないほうがよい理由
左利きを、無理に右に直そうとすると、子どもにストレスがかかることがあります。
- 「できない」という気持ちから、自信をなくす
- 使いづらさから、その動作そのものが、嫌いになる
- 緊張や、不安が高まる
利き手は、生まれつきの傾向と関わるもので、本人が使いやすい手を使えることが、基本です。
日常生活での工夫
箸
食事のときの箸は、左手で持ってもかまいません。ただし、家族で食卓を囲むとき、隣の人と肘がぶつかることがあります。
- 左利きの子は、テーブルの一番左の席に座る
- 食器の配置は、本人が使いやすい向きでよい
はさみ
左利き用のはさみがあります。右利き用のはさみは、左手で使うと、刃の重なり方が逆になり、切りたいところが見えにくくなります。
- 左利き用の、はさみを用意する
- 園や学校で使う道具は、先生に相談する
鉛筆・クレヨン
左手で書くと、書いた文字を手でこすったり、手元が見えにくくなったりすることがあります。
- 紙を、少し右に傾けて置く
- 鉛筆を、少し長めに持つ
- 書いたものが隠れにくい姿勢を、工夫する
文字や、絵を描く練習は、まず楽しく、無理なく進めましょう。
そのほかの道具
- 左利き用の、定規、包丁、缶切りなど
- 習い事の道具(ピアノ、楽器、スポーツ用品など)
左利き専用の道具が、売られています。必要に応じて、選びましょう。
園・学校での配慮
- 入園・入学のときに、左利きであることを、先生に伝える
- 習字や、リコーダー、鍵盤ハーモニカなど、右手が中心になる活動では、先生と相談する
- 周りの子との違いに、本人が自信をなくさないよう、「左利きは、ふつうのこと」と、伝える
利き手が、まだ決まらないとき
3〜4歳でも、どちらの手も、同じくらい使う子がいます。
- どちらの手で使うかを、本人に任せる
- どちらかの手を使うように、促したり、直したりしない
- 両方の手を使う遊び(ボール遊び、粘土、ブロックなど)を、たくさん楽しむ
小学校に入るころまでに、自然に、利き手が決まっていくことが多いです。
相談の目安
次のような場合は、小児科や、発達相談で、相談してみましょう。
- 片方の手だけ、極端に使わない(ほとんど動かさない)
- 手の動きが、ぎこちなく、年齢に比べて、遅れが気になる
- 左右の手の使い方に、極端な差が、突然現れた
よくある場面と声かけの例
「みんなと違う」と、子どもが気にしている様子の場合の例です。
「左手で書くの、すごいね。左利きの人は、たくさんいるんだよ」と伝えます。「お母さんは、左手のほうが使いやすいなら、それでいいと思うよ」と、安心させます。
まとめ
左利きは、特別なことではなく、その子の個性のひとつです。無理に直さず、使いやすい道具や、姿勢の工夫で、楽しく、日常生活を送れるように支えましょう。
参考にした情報
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。
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