ParentCoach
発達を知る

鏡文字を書く子は大丈夫?幼児の文字が反転する理由と、無理なく直すための関わり方

ひらがなや数字を、左右反転して書いてしまう鏡文字。幼児期によくある理由、直すタイミング、家庭でできる関わり方、相談の目安を、4〜6歳向けに解説します。

約3分で読めます編集:ParentCoach 運営チーム
机で鉛筆を持ち、ノートに文字を書く練習をする女の子と、見守るお母さん

「『さ』や『ね』を、左右逆に書いてしまう」「数字の『3』や『5』が、反対向き」。文字を書き始めた子どもが、鏡に映したような「鏡文字」を書くと、発達に問題があるのではないかと、心配になります。この記事では、鏡文字が起こる理由と、関わり方を紹介します。

鏡文字とは

鏡文字は、文字や数字を、左右反転して書いてしまうことです。幼児期に、文字を書き始めた時期には、よく見られるものと言われています。

鏡文字が起こる理由

日常のものは、向きが変わっても同じ

ものは、左右を反転させても、同じものとして認識されます。コップの取っ手が右にあっても、左にあっても、同じコップです。この感覚が、幼児期には、強く残っています。

文字は、向きが変わると別のもの

一方、文字は、向きが変わると、別の文字になるという、特別なルールがあります(例:「b」と「d」、ひらがなの「さ」と反転した「さ」は別の形)。このルールに慣れるには、時間がかかります。

手の運びが、まだ未熟

文字を書くためには、運筆(筆の運び)、方向の理解、手と目の協調動作など、さまざまな力が必要です。これらが、まだ育っている途中のため、書き順や、向きが定まらないことがあります。

一般的な、時期の目安

  • 4〜5歳ごろ:鏡文字が、よく見られる時期
  • 6〜7歳ごろ:文字を学び、書く経験を重ねるうちに、自然に減っていくことが多い

小学校入学後、1年生の間に、自然に直る子が多いと言われています。

家庭でできる関わり方

否定せず、見守る

「間違っているよ」と、指摘しすぎると、書くこと自体を、嫌がるようになることがあります。まずは、書こうとした気持ちを、認めましょう。

お手本を、見せる

正しい文字の、お手本を、横に置いて、見ながら書けるようにします。

書き順を、一緒に確認する

親が、横で、ゆっくり書いて見せ、書き始めの位置や、進む方向を、示します。「ここから、始めてね」と、指で、始点を押さえるのも、有効です。

文字を使った遊びを取り入れる

  • 砂場や、お絵描きボードに、指で、大きく書く
  • 粘土や、ひもで、文字の形を作る
  • 文字カードや、あいうえお表で、文字に親しむ

大きな動作で、書く遊びは、文字の向きの感覚を、育てるのに役立ちます。

運筆や、手の運びを育てる遊び

  • 迷路、線なぞり、点つなぎ
  • ぐるぐる丸、波線、直線を、クレヨンで描く
  • 鉛筆や、クレヨンを、正しく持つ練習

無理に、直そうとしない

幼児期は、書く楽しさを、育てることが、先です。きれいに書くこと、正しく書くことを、強く求めすぎると、文字嫌いになることもあります。

相談の目安

  • 小学校入学後も、鏡文字が、多く、続いている
  • 文字の読み書きに、強い困難がある(読むのが、極端に遅い、音と文字が結びつかないなど)
  • 手先の不器用さが、強く、ほかの動作でも、気になる点が多い
  • 学習面で、ほかにも、気になることがある

園の先生や、小学校の担任、保健センター、小児科に、相談してみましょう。学習面の困りごとについては、自治体の教育相談窓口も、活用できます。

よくある場面と声かけの例

「は」の字を、左右反対に書いた場合の例です。

「じょうずに、書けたね」と、まず認めます。「ここから、書き始めるよ。ママと、一緒に書いてみよう」と、お手本を見せ、一緒に書きます。

まとめ

鏡文字は、幼児期の文字の習得途中で、よく見られるものです。多くの場合、成長とともに、自然に減っていきます。指摘しすぎず、書く楽しさを大切にしながら、お手本や、遊びを通して、見守りましょう。

参考にした情報

本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。

#4歳#5歳#6歳#就学準備#文字#鏡文字#運動発達

ParentCoachなら、読んだ内容を今日の親子遊びにすぐ移せます。

  • お子さまの月齢に合わせた、今日のおすすめアクティビティ
  • やった記録で、できるようになったことが見える
  • パートナーとお子さまの記録を共有できる
アプリをはじめる

関連記事