病院・注射で大泣きする子への対応。受診前の伝え方と、診察・予防接種をスムーズにするコツ
病院に行くと泣く、注射を怖がる、診察を嫌がる。幼児の病院嫌いの理由と、受診前の伝え方、当日の工夫、してはいけない声かけ、受診後のフォローを解説します。

「病院の待合室から、もう泣いている」「診察室で暴れて、聴診器も当てられない」「予防接種の日が、憂うつ」。子どもが病院を怖がると、保護者も疲れてしまいます。この記事では、病院嫌いの理由と、受診をスムーズにするコツを紹介します。
子どもが病院を嫌がる理由
- 知らない場所、知らない人への、緊張や不安
- 以前に、注射や、痛い処置を受けた経験
- 白衣、機械、においなど、普段と違うものへの怖さ
- 親から離される、押さえられることへの恐怖
- 体調が悪く、機嫌が悪い、眠い
- 長い待ち時間への、退屈や疲れ
怖がって泣くのは、自然な反応です。「悪い子」ではありません。
受診前の伝え方
事前に、正直に伝える
「病院に行くよ」と、前もって伝えます。「痛くないよ」と、うそをつくのは、避けましょう。注射のときに「痛い」と感じて、信頼を失うことがあります。
- 「今日は、お医者さんに、お耳を見てもらうよ」
- 「注射は、ちょっとチクッとするよ。でも、すぐ終わるよ」
病院でする、ことを教える
「お口を、あーんして見せてね」「お胸に、聴診器をあてて、音を聞くよ」と、診察の流れを、具体的に説明します。
病院ごっこで、イメージする
おもちゃの聴診器や、人形を使って、お医者さんごっこをします。子どもが、先生役、患者役の、両方を経験すると、不安が和らぎます。
絵本で、イメージを作る
病院や、予防接種に関する絵本が、たくさんあります。事前に読んでおくと、イメージしやすくなります。
当日の工夫
時間帯を選ぶ
- 眠い時間やおなかがすく時間は、避ける
- 混雑する時間帯を避けると、待ち時間が短くなる
- 予約制の病院は、予約を利用する
持ち物を用意する
- お気に入りのおもちゃ、絵本、ぬいぐるみ
- タオルや、飲み物(待ち時間用)
- 静かに遊べるもの(シールブックなど)
待合室で過ごす工夫
- 絵本を読む、静かに遊ぶ
- スマホの動画は、最後の手段として、使う
- 親が、落ち着いて、穏やかな態度でいる
診察室での工夫
- 親の膝の上に、座って診察を受ける
- 親が、しっかり抱っこして、安心させる
- 子どもに、話しかける(「いいね、上手だね」)
- 診察の最中は、うそをつかず、「もうすぐ終わるよ」と、見通しを伝える
予防接種のときの工夫
予防接種は、注射の痛みを伴うため、特に緊張しやすい場面です。
- 前日は、早めに寝て、体調を整える
- 当日の朝は、いつも通り過ごし、体温を測っておく
- 注射のときは、親が、子どもをしっかり抱き、目線を合わせて、気持ちを受け止める
- 接種後は、「よくがんばったね」と、しっかり褒める
- 接種後は、すぐに帰らず、医療機関の指示に従って、一定時間(目安として15〜30分)、様子を見る
- 当日は、激しい運動を避け、様子を観察する
予防接種のスケジュールや、体調に関する判断は、かかりつけ医に相談してください。
してはいけない声かけ
- 「泣いたら、お注射だよ」「言うことを聞かないと、病院に連れていくよ」と、病院を、罰や、脅しに使う
- 「痛くないよ」と、うそをつく
- 「泣かないの」「男の子でしょ」と、気持ちを否定する
- 他の子と比べる
病院を脅しに使うと、「病院=怖い場所」という印象が、強くなってしまいます。
受診後のフォロー
- 頑張ったことを、具体的に褒める(「口を開けられたね」「座っていられたね」)
- 泣いたことを、責めない
- 「次は、もっと上手にできるかな」と、前向きな言葉で、終わる
- 家に帰ったら、頑張った気持ちを受け止める、ごほうび(シール、一緒に遊ぶ時間など)
病院選びのポイント
- 子どもに、やさしく接してくれる医師、スタッフ
- 待合室が、子ども向けに配慮されている
- 予約システムや、待ち時間が短い工夫がある
- 発達や、育児の相談にも、のってくれる
- かかりつけ医を持ち、体調が悪くないときにも、相談や、予防接種で、通う
かかりつけの小児科を持つと、慣れていき、病院への抵抗が少なくなることがあります。
緊急のとき
夜間や、休日に、子どもの体調が心配なときは、小児救急電話相談(#8000)が利用できます。看護師などが、受診の必要性について、アドバイスをしてくれます。
よくある場面と声かけの例
注射の前に、「いやだ!」と、泣き出した場合の例です。
「注射、こわいよね」と気持ちを受け止めます。「ちょっと、チクッとするけど、すぐ終わるよ。ママが、ぎゅっとしているからね」と、うそをつかず、安心できる言葉を伝えます。
まとめ
病院を怖がるのは、自然な反応です。事前に正直に伝え、遊びで慣れ、当日は安心できる工夫をして、終わったら、しっかり褒めましょう。脅しに使わず、「病院は、元気にしてくれる場所」と、伝えていきましょう。
参考にした情報
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達や体調について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。
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