身長が低い・体重が増えない。成長曲線の見方と、相談したほうがよい目安
うちの子は小さい?体重が増えない?母子健康手帳の成長曲線の見方、個人差の考え方、家庭でできる食事・睡眠・運動の整え方、受診の目安を解説します。

「同じ年の子と比べて、うちの子は小さい」「体重が、なかなか増えない」。身長や体重は、周りの子と比べやすく、保護者が悩みやすいテーマです。この記事では、成長曲線の見方と、相談の目安を紹介します。
成長には、個人差がある
身長や体重の伸び方には、大きな個人差があります。
- 生まれたときの大きさ
- 両親の体格(遺伝的な要因)
- 食事、睡眠、運動などの生活習慣
- 病気や、体質
同じ年齢でも、ある程度の幅があり、その範囲に入っていれば、「小さめ」「大きめ」も、その子の個性の範囲と考えられます。
母子健康手帳の、成長曲線を見る
母子健康手帳には、乳幼児の身体発育曲線(成長曲線)が、載っています。
見るときのポイント
- 身長と体重を、定期的に測り、曲線上に点を打つ
- 点が、曲線の帯(多くの子が入る範囲)の中にあるか
- 点が、帯に沿って、緩やかに上がっているか
「平均より小さい」ことよりも、「自分の曲線に沿って、成長しているか」が、大切です。
気をつけたいサイン
- 曲線の帯から、大きく外れている状態が続く
- 今までの成長曲線の傾きから、急に外れて、伸びが止まった
- 体重が減っている、数か月増えていない
- 身長の伸びが、1年で、極端に少ない
これらが気になる場合は、かかりつけの小児科や、乳幼児健診で、相談してみましょう。
成長を支える、生活習慣
食事
- 主食、主菜、副菜をそろえた、バランスのよい食事
- おやつや、飲み物の量を調整し、食事に響かないようにする
- 食べる量には、日によって、波があります。数日〜1週間くらいの単位で、見守る
偏食や、少食の悩みは、「食べない」を叱るより、食べる楽しさを大切にします。
睡眠
成長ホルモンは、深い眠りのときに、多く分泌されると言われています。就寝時間と、睡眠時間を、できるだけ確保しましょう。
- 毎日、ほぼ同じ時刻に、寝て、起きる
- 寝る前の、スマホや動画は控える
運動
外遊びや、体を動かす時間を、日常に取り入れます。日中に、体を動かすと、食欲や、睡眠にも、よい影響があります。
避けたい対応
- 本人の前で、「小さいね」「やせているね」と話す
- 他の子や、きょうだいと比べる
- 無理に、たくさん食べさせる
- 「背が伸びる」とうたう、健康食品や、サプリメントに、頼りすぎる
体のことを、本人が気にしすぎないよう、前向きな声かけを心がけましょう。
病院で、相談を考える目安
- 成長曲線の帯の下限(目安として、下から3%のあたり)を、下回る状態が続く
- 成長曲線から、大きく外れて、伸びが止まった
- 体重が減少している、または、数か月間、増えていない
- 食欲が極端にない、すぐに疲れる、便の様子がおかしいなど、他の症状がある
- 逆に、急激に太りすぎている
背景に、病気や、成長ホルモンの問題が、隠れていることもあります。一方で、多くは、体質的なもので、心配のいらないことがほとんどです。気になるときは、早めに相談しましょう。
乳幼児健診を、活用する
乳幼児健診では、身長・体重を、専門職がチェックしてくれます。気になることがあれば、遠慮なく相談しましょう。また、保育園・幼稚園の健康診断でも、身長・体重が測定され、記録が残ります。
親自身の、気持ちのケア
- 「小さい」と言われて、不安になるのは、自然なことです
- ネットの情報に、振り回されすぎず、専門家に、相談する
- 子どもの、「できること」「好きなこと」に、目を向ける
よくある場面と声かけの例
友だちと比べて、「ぼく、小さいから」と、気にしている場合の例です。
「そう思ったんだね」と、気持ちを受け止めます。「体の大きさは、みんな違うんだよ。ごはんを食べて、よく寝たら、ちゃんと大きくなるよ」と、安心させます。
まとめ
身長・体重は、個人差が大きく、周りの子との比較より、成長曲線に沿って育っているかが大切です。気になるときは、一人で悩まず、小児科や、乳幼児健診で、相談しましょう。
参考にした情報
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。
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