怖がりな子への接し方。暗闇・犬・おばけ・大きな音を怖がるときの対応
暗い部屋、犬、おばけ、掃除機の音を怖がる。2〜6歳に多い「怖い」の理由、してはいけない対応、少しずつ慣れる工夫、相談の目安を解説します。

「暗い部屋に、ひとりで入れない」「犬を見ると、泣いて抱きつく」「おばけの話を聞いて、夜眠れない」。怖がりな様子は、保護者にとっても、どう対応したらよいか迷うものです。この記事では、「怖い」の理由と、寄り添い方を紹介します。
「怖い」は、成長の証
子どもが怖がるものは、年齢によって、変化していきます。
- 0〜1歳ごろ:大きな音、知らない人、急に動くもの
- 2〜3歳ごろ:暗闇、動物、掃除機やドライヤーの音、トイレの流れる音
- 4〜6歳ごろ:おばけ、お化け屋敷、怖い夢、ひとりになること
これは、想像力が育ち、「もしかしたら」と考える力がついてきた、成長の証でもあります。怖がる気持ちは、危険から身を守る、大切な感覚でもあります。
怖がる理由
- 経験がなく、よく分からないものへの、不安
- 想像力が広がり、見えないものを、イメージできるようになった
- 現実と、想像の区別が、まだ曖昧
- 以前に、怖い経験(吠えられた、大きな音に驚いたなど)をした
- 疲れや、環境の変化で、不安が強まっている
寄り添い方
気持ちを、受け止める
「怖いんだね」「びっくりしたね」と、気持ちを受け止めます。「怖くないよ」「そんなの、大丈夫」と否定されると、「分かってもらえない」と感じてしまいます。
抱きしめて、安心させる
怖いと感じたときは、そばにいて、抱きしめます。安心できることで、少しずつ、乗り越える力が育ちます。
理由を、分かりやすく伝える
「掃除機は、ゴミを吸うお掃除の道具だよ」「あのわんちゃんは、お散歩してるよ」と、怖いものの正体を、やさしく伝えます。
本人のペースで、慣れる
怖がるものを、無理に見せたり、触らせたりするのは、逆効果です。本人が、「見てみようかな」と思えるまで待ちます。
少しずつ慣れる工夫
遠くから、見てみる
犬が怖いときは、まず、遠くから見るところから始めます。慣れてきたら、少しずつ、距離を近づけます。
絵本や、遊びで、イメージを変える
怖いものが、やさしいキャラクターとして登場する絵本や、ごっこ遊びで、イメージを変えていきます。
自分で、コントロールできる経験
- 掃除機のスイッチを、自分で押してもらう
- 暗い部屋に、懐中電灯を持って入る
「自分でできる」という感覚が、怖さをやわらげます。
夜の怖さへの工夫
- 豆電球や、小さなライトをつける
- お気に入りのぬいぐるみを、そばに置く
- 寝る前は、怖い話や映像を、避ける
- 「おばけがいなくなるお守り」など、安心できる儀式を、一緒に作る
避けたい対応
- 「怖くない」「男の子(女の子)でしょ」と、気持ちを否定する
- 「悪い子は、おばけが来るよ」と、怖がらせて、しつけに使う
- 無理に、怖いものに近づける
- 他の子と比べる
「おばけが来るよ」といった、脅しのしつけは、不安を強める原因となり、避けたほうがよい対応です。
怖がりの背景に、気をつけたいこと
- 夜になると、極端な不安や、パニックを起こす
- 外出や、園に行くことを、強く拒否する
- 特定の怖さが、数か月以上続き、日常生活に支障がある
- 怖い体験(災害、事故、虐待など)があった後に、不安が強まっている
このような場合は、保健センターや、小児科、子どもの心の相談窓口に、相談してみましょう。
よくある場面と声かけの例
暗い部屋に入るのを、怖がる場合の例です。
「暗いの、怖いんだね」と、気持ちを受け止めます。「ママも、一緒に行くよ。懐中電灯を持っていこうか」と、一緒に行動し、慣れる経験を作ります。
まとめ
怖がるのは、成長の過程で、自然なことです。気持ちを受け止め、安心できる環境で、少しずつ慣れていきましょう。無理強いや、脅しは、避けます。
参考にした情報
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。
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