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待てない・我慢できない子への関わり方。「待つ力」を日常で育てるコツ

すぐに『やりたい』『ほしい』と騒ぐ、待てずに癇癪を起こす。2〜5歳の待つ力・我慢する力の発達と、日常で育てる工夫、避けたい対応を解説します。

約4分で読めます編集:ParentCoach 運営チーム
テーブルの上のクッキーを前に、手を後ろに組んで我慢する女の子

「スーパーで、お菓子をねだって泣く」「少しも待てずに、すぐ『まだ?』と言う」。待てない、我慢できない姿に、「このままで大丈夫?」と、不安になる保護者も多いです。この記事では、待つ力の発達と、日常で育てる関わり方を紹介します。

待つ力・我慢する力とは

「やりたい」「ほしい」という気持ちを、一時的に抑えて、状況に合わせて行動する力です。心理学では、「自己調整」「自己抑制」と呼ばれ、非認知能力のひとつとされています。

この力は、次のような場面で、役立ちます。

  • 友だちと順番を守って遊ぶ
  • 話を最後まで聞く
  • 小学校の授業で、座って待つ
  • 気持ちが高ぶったときに、落ち着く

年齢による発達の目安

1〜2歳ごろ

欲しいと思ったら、すぐに手を伸ばします。待つ力は、まだほとんど育っていません。

3歳ごろ

少しの間なら、待てるようになってきます。「あとでね」「〇〇してからね」という言葉を、理解しはじめます。

4〜5歳ごろ

見通しを持って、待てることが増えます。「あと〇回寝たら」「あと〇分」という、時間の感覚も、育ち始めます。

個人差が大きく、同じ年齢でも、待てる時間は違います。

待てないときの背景

  • 時間の感覚が、まだ育っていない(「あと少し」が分からない)
  • 気持ちを抑える脳の働き(前頭前野)が、発達の途中にある
  • 眠い、おなかがすいた、疲れたなど、体の状態が整っていない
  • 退屈で、何をして待てばいいか分からない
  • 待った経験が少なく、「待てば、いいことがある」と、実感できていない

日常で育てる工夫

待つ時間を、見える形にする

  • 砂時計やタイマーで、残りの時間を示す
  • 「長い針が、ここに来たらね」と、時計に印をつける
  • 「あと3回、数えたらね」と、数字を使う

見通しを伝える

「ごはんを食べたら、公園に行こうね」「お風呂のあとに、絵本を読もうね」と、先の予定を、あらかじめ伝えます。

待つ間の過ごし方を、一緒に考える

  • 「待っている間に、しりとりをしよう」「歌を歌おうか」と、気をそらせる
  • 外出先では、小さな絵本や、シールブックなどを持っていく

待てたときに、認める

「待てたね、えらいね」「ちゃんと待っていてくれて、ありがとう」と、具体的に認めます。待てたことが、うれしい経験として、残ります。

約束を守る

「あとでね」と言ったときは、必ず、約束を果たします。「待てば、必ず叶う」という経験が、待つ力を支えます。

遊びの中で、練習する

  • 「だるまさんが転んだ」
  • 「ストップ&ゴー」遊び
  • 順番に積み木を積む、順番にカードを引くゲーム
  • 簡単な料理(ホットケーキが焼けるのを待つなど)

欲しがるときの対応

スーパーで、お菓子をねだられたら

  • 事前に、「今日は、お菓子は買わないよ」「1つだけ選んでいいよ」と、ルールを決めておく
  • ねだっても、一貫して同じ対応をする(泣いたら買う、を繰り返さない)
  • 気持ちは受け止める(「食べたかったんだね」)
  • 泣いても、落ち着くまで、そばで見守る

決まりを、家族で統一する

親によって、対応が違うと、子どもは混乱します。家族で、ルールを共有しましょう。

避けたい対応

  • 「待てない子ね」「我慢しなさい」と、人格を否定したり、強制したりする
  • 泣き叫ぶと、根負けして、要求を叶える
  • 長時間、何もせずに待たせる(年齢に合わない)
  • 他の子と比べる

相談の目安

  • 5〜6歳を過ぎても、極端に待てず、集団生活に支障がある
  • 落ち着きがなく、危険な行動が多い
  • 他の発達の心配(言葉、注意の持続など)もある

園の先生や、保健センター、小児科に、相談してみましょう。

よくある場面と声かけの例

「早くおやつ食べたい」と、泣き出した場合の例です。

「おやつ、食べたいんだね」と気持ちを受け止めます。「長い針が、ここに来たら、食べようね。それまで、一緒に絵本を読もうか」と、見通しと、待つ間の過ごし方を伝えます。

まとめ

待つ力は、日々の、小さな経験を積み重ねて、育っていきます。見通しを伝え、待てたことを認めながら、少しずつ、練習していきましょう。

参考にした情報

本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。

#2歳#3歳#4歳#5歳#非認知能力#自己調整#我慢#待つ

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