幼児のおやつはいつ・どれくらい?時間と量の目安、ごはんを食べなくなるときの見直し方
おやつの時間は何時?量はどれくらい?おやつのあとにごはんを食べない、ねだられて困る。1〜5歳のおやつの考え方、選び方、与え方のルールを解説します。

「おやつを食べると、夕ごはんが食べられない」「おやつをねだられて、断るのが大変」「そもそも、量や時間はどれくらいが目安?」。おやつは、幼児期の食生活を考えるうえで、悩みやすいテーマです。この記事では、おやつの時間・量の目安と、与え方のルールを紹介します。
幼児期のおやつの役割
幼児は、体が小さく、胃も小さいため、1回の食事で、必要な栄養を、すべてとることができません。おやつは、食事で足りない、エネルギーや、栄養素、水分を補う、「補食」としての役割があります。
- 1日3回の食事だけでは、足りないエネルギーを補う
- 食事の楽しみや、家族とのコミュニケーションの時間になる
- 食べる量の波を、ならす
「甘いお菓子を楽しむ時間」だけではなく、食事の延長として捉えると、考えやすくなります。
時間と回数の目安
おやつの回数は、年齢によって、変わります。
- 1〜2歳ごろ:1日に1〜2回(午前と午後など)
- 3歳以降:1日に1回(午後3時ごろ)が、目安
食事と食事の間が、3〜4時間あくように、時間を決めます。夕食の1.5〜2時間前までには、終わらせると、夕食に響きにくくなります。
だらだらと、食べ続けたり、ほしがるたびに与えたりするのは、避けます。
量の目安
おやつの量は、1日に必要なエネルギーの、10〜20%程度(おおよそ100〜200キロカロリー程度)が、目安と言われています。
食事の量が少ない子や、成長が盛んな時期には、少し多くなることもあります。また、市販のお菓子の袋に書かれた、カロリー表示を参考に、量を調整します。
目で見て分かるように、お皿に、あらかじめ、1回分を盛って出すと、食べすぎを防げます。袋のまま、渡さないようにしましょう。
おやつに向いている食品
食事の延長になるもの
- おにぎり(小さめ)
- 蒸したさつまいも、じゃがいも、とうもろこし
- 果物(バナナ、りんご、みかんなど)
- ヨーグルト、チーズ
- 牛乳、ホットミルク
- 蒸しパン、ホットケーキ(砂糖控えめ)
市販のお菓子を選ぶとき
- 砂糖や、塩分、脂質が、多すぎないもの
- 原材料表示を、確認する
- 誤嚥を避けるため、年齢に合った大きさ・かたさのもの
避けたい、おやつの与え方
- ごはんを食べないからと、ごほうびとしてのお菓子
- 泣いたからと、気をそらすために、お菓子を与える
- お菓子を、ごほうびにしすぎる
- 袋ごと渡し、好きなだけ食べさせる
- 甘いジュースや、スポーツ飲料を、水分補給の代わりにする
- 寝る直前に、与える
窒息・誤嚥に気をつけたい食品
3歳ごろまでは、噛む力や、飲み込む力が、まだ十分に育っていません。次のような食品には、注意が必要です。
- ナッツ類、豆類(特に、節分の豆など)
- あめ、ラムネ、ガム
- ミニトマト、ぶどう、さくらんぼ、ミニこんにゃくゼリー(丸のまま与えない)
- もち、団子
食べさせるときは、座って、落ち着いて食べるよう、声をかけます。歩きながらの食べ歩きや、遊びながらの食事は、避けましょう。
おやつでごはんを食べないとき
- おやつの時間を、早める、または、量を減らす
- 食事までの間隔が、短くなりすぎていないか、確認する
- 甘いものや、水分(ジュース、牛乳)の量が、多くないか、見直す
- お腹がすく時間を、体を動かして、作る
おやつをねだられたとき
ルールを決める
「おやつは、3時にね」「今日は、これだけだよ」と、時間や量を、あらかじめ決めておきます。
一貫した対応をする
泣いたり、ねだったりすれば、もらえると学習すると、ねだり続けます。ルールは、家族全員で共有し、一貫した対応を心がけます。
気持ちは、受け止める
「食べたいんだね。でも、おやつは、3時にね」と、気持ちを受け止めつつ、ルールを伝えます。
代わりを用意する
「おやつの時間まで、お水を飲もう」「公園に行って、遊ぼう」と、気持ちをそらします。
相談の目安
小児科や、栄養士、歯科医院に、相談しましょう。
よくある場面と声かけの例
「もっと食べたい」と、泣いている場合の例です。
「もっと食べたいんだね」と気持ちを受け止めます。「今日のおやつは、これでおしまいだよ。明日の3時にまた食べようね」と、見通しを伝えて、終わりにします。
まとめ
幼児のおやつは、食事を補う大切な役割があります。時間と量を決めて、食事の延長になるものを選び、ルールを一貫して守ることで、食事にも響きにくくなります。
参考にした情報
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。
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