箸はいつから?幼児の箸の練習の進め方と、持ち方のコツ・嫌がるときの対応
箸の練習は3歳ごろから?練習を始めるタイミング、トレーニング箸の使い方、正しい持ち方のコツ、嫌がる子への対応、避けたい声かけを解説します。
「箸は、いつから練習すればいい?」「持ち方が、なかなか直らない」。箸の練習は、保護者の悩みが多いテーマの一つです。この記事では、練習の進め方と、続けるコツを紹介します。
箸を使うには、手先の発達が必要
箸を使うには、親指・人さし指・中指の3本を、別々に動かす力が必要です。スプーンやフォークから、少しずつ移行していきます。
| 年齢の目安 | 食具の目安 |
|---|---|
| 1〜2歳ごろ | 手づかみ食べ、スプーン |
| 2〜3歳ごろ | スプーン、フォークを使いこなす |
| 3歳ごろ | 箸の練習を始める子が出てくる |
| 5〜6歳ごろ | 箸を使って、食事ができる子が増える |
個人差が大きいため、「何歳までに、できなければいけない」ということはありません。
練習を始めるタイミングの目安
- スプーンやフォークを、上手に使えるようになった
- 鉛筆やクレヨンを、指先でつまんで持てる
- 大人の食事の様子を見て、箸を使いたがる
興味を示したときが、始めどきです。焦って始める必要はありません。
練習の進め方
1. 手先を使う遊びを取り入れる
- 洗濯バサミでつまむ
- 小さなものをつまんで、容器に入れる(スポンジ、ポンポンなど)
- 粘土、ひも通し、ちぎり絵
2. トレーニング箸を使う
指を入れる輪がついた、練習用の箸が市販されています。最初は補助として使い、慣れたら、普通の箸に移行します。
- 長く使いすぎず、子どもが慣れたら、卒業する
- 手に合った、長さ・太さのものを選ぶ
- 補助具に頼りすぎると、持ち方の癖がつくことがあるため、様子を見ながら使う
3. つまみやすいものから
- 最初は、スポンジや、豆腐、ゆで野菜など、滑りにくく、つまみやすいもの
- 慣れてから、麺類、豆類などの、難しい食材に進む
- 食事中は、スプーンも用意して、疲れたら使えるようにする
4. 食事以外の時間に練習
食事の時間に、毎回、箸を強要すると、食事が嫌になることがあります。
- おやつの時間や、遊びの中で練習する
- 「楽しい」と感じられる雰囲気にする
正しい持ち方のコツ
- 上の箸を、鉛筆と同じように、親指・人さし指・中指で持つ
- 下の箸を、親指の付け根と、薬指で支える(固定する)
- 上の箸だけを、動かして、食べ物をつまむ
最初から、完璧な持ち方を目指さず、少しずつ、近づけていけば大丈夫です。
嫌がるときの対応
- 無理強いせず、「やりたくなるまで、待つ」
- 食事の時間は、スプーンでもよいことにする
- 「上手だね」「ここまでできたね」と、小さな成長を認める
- 「親と一緒に、箸でつまむゲーム」にする
避けたい対応
- 食事中に、何度も持ち方を注意する
- 「ちゃんと持ちなさい」と、叱る
- 友だちやきょうだいと、比べる
- 食事が、いやな時間になる
持ち方が、気になるとき
保育園や幼稚園、小学校でも、箸の使い方を、少しずつ学ぶ機会があります。持ち方が少し違っていても、食べ物をつまめて、食事が楽しめているなら、焦って直す必要はないという考え方もあります。
気になる場合は、園の先生や、保育士に相談するのもよいでしょう。
よくある場面と声かけの例
箸を使うのを、嫌がって、スプーンを使いたがる場合の例です。
「今日は、スプーンで食べようか。箸は、おやつのときに、また練習しようね」と、食事の時間は、スプーンでよいことにして、楽しい雰囲気を守ります。
まとめ
箸の練習は、3歳ごろから、少しずつ始められますが、無理に急がなくて大丈夫です。手先の遊びを取り入れながら、楽しく続けていきましょう。
参考にした情報
- 保育所保育指針、幼稚園教育要領(食育に関する部分)
- 日本の食育に関する、各種ガイドライン
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。
ParentCoachなら、読んだ内容を今日の親子遊びにすぐ移せます。
- お子さまの月齢に合わせた、今日のおすすめアクティビティ
- やった記録で、できるようになったことが見える
- パートナーとお子さまの記録を共有できる
関連記事
- 自分で着替えをしない・できない子へ。年齢別の目安と、着替えを習慣にする工夫
着替えを嫌がる、時間がかかる、やってもらいたがる。着替えの発達の目安、教え方の順番、服選びのコツ、急いでいる朝の乗り切り方を年齢別に解説します。
2026年10月5日 ・ 2歳・3歳・4歳
- 幼児のお手伝いは何歳から?年齢別にできること・始め方・やる気を育てる声かけ
2歳からできるお手伝いの例を年齢別に紹介。お手伝いで育つ力、始め方のコツ、嫌がるときの対応、避けたいごほうびの使い方を解説します。
2026年10月5日 ・ 2歳・3歳・4歳・5歳・6歳
- 幼稚園入園前に準備しておくこと。3歳までに家庭でできる生活習慣と親子の心構え
幼稚園入園に向けて、トイレ・着替え・食事などの生活習慣、親から離れる練習、持ち物の準備、願書の時期の目安を、3歳入園を想定して解説します。
2026年10月5日 ・ 2歳・3歳