3歳の社会性:友だちと遊び始める時期の、ルールと順番・「ごめんね」の育て方
3歳は、友だちとの関わり遊びが増え、順番やルールを理解し始める時期。ごっこ遊びの広げ方、「ごめんね」「ありがとう」の育て方、園でのトラブルへの関わり方を紹介します。
「友だちと遊びたがる」「でも、順番が守れない」。3歳は、友だちとの関わり遊びが増え、ルールを理解し始める時期です。この記事では、3歳の社会性の育ち方を紹介します。
3歳の社会性の様子
個人差があり、あくまで目安です。
- 友だちと一緒に遊ぶことを楽しむ(ごっこ遊び、追いかけっこ)
- 順番や簡単なルールを理解し始める
- 「ごめんね」「ありがとう」を、促されて言える
- 友だちの気持ちに気づき始める(泣いている子を心配する)
- 自己主張が強く、思い通りにならないと怒る・泣く
ごっこ遊びで育つ社会性
- お店屋さん、おうちごっこ、病院ごっこで、役割を経験する
- 「いらっしゃいませ」「ください」のやりとりで、言葉も育つ
- 親も参加し、「次は何屋さん?」と広げる
ルールと順番
- ブランコ、すべり台で、**「次は〇〇ちゃん」**と順番を教える
- 待つ間は、「1、2、3と数えよう」など、見通しを持たせる
- 簡単なルールのあるゲーム(かごめかごめ、だるまさんが転んだ)を一緒に
「ごめんね」「ありがとう」の育て方
- 無理に言わせるより、気持ちを伝えることを先に
- 「〇〇ちゃんは、痛かったんだって。どうしてあげようか?」
- 親が日常で、「ありがとう」「ごめんね」を手本として見せる
- 言えたら、「言えたね」と認める
園でのトラブルへの関わり方
- 子どもの話を、まず聞く(「どうしたの?」)
- 気持ちを受け止める(「悔しかったね」)
- 相手の気持ちにも、気づかせる(「〇〇ちゃんも嫌だったかな」)
- 先生と連携して、様子を共有する
体験談:よくあるエピソード
複数のご家庭でよく聞かれる体験をもとに構成した、一例です。
園で、お友だちのおもちゃを取ってしまったと聞き、悩みました。家で「どんな気持ちだったの?」と聞くと、「使いたかった」と。「貸してって言えばよかったね」と、お人形でやりとりを練習。数日後、園で「貸して」と言えたと先生に教えてもらいました。
相談の目安
- 他の子に関心がない状態が続く
- 目が合いにくい、呼びかけに反応しにくい
- 強いこだわりや、集団活動が極端に難しい
気になるときは、3歳児健診、小児科、自治体の相談窓口、園の先生に相談してください。
まとめ
3歳の社会性は、ごっこ遊び・順番・気持ちの言葉化で育ちます。トラブルも学びの機会として、大人が橋渡しをしましょう。
参考にした情報
- 幼児期の社会性・情動の発達に関する研究(国内外の学術研究のレビュー)
- 幼稚園教育要領・保育所保育指針(人間関係)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。発達について心配なことがあれば、小児科や、自治体の相談窓口にご相談ください。
関連記事
3歳の創造性と表現力:描く・作る・演じる。「なに描いたの?」より大切な関わり方3歳は、丸から「顔」を描くなど、絵や言葉での表現が一気に広がる時期。お絵かき・工作・ごっこ遊びの進め方、褒め方のコツ、完成を急がせない関わり方を紹介します。
2026-10-03 ・ 発達を知る
- 子どもの動画・スマホ、どう付き合う?時間のルールと「やめられない」への対処法
つい見せてしまう動画やスマホ。WHOの目安や、家庭でできるルールづくり、やめられないときの声かけ、親自身のスマホとの付き合い方まで、罪悪感を減らしながら整える方法を紹介します。
2026-10-04 ・ 習慣化のコツ
- きょうだいげんか・赤ちゃん返りへの対応:上の子の気持ちを守る関わり方
下の子が生まれて上の子が荒れる、毎日きょうだいげんかばかり。赤ちゃん返りの理由、1対1の時間のつくり方、げんかの仲裁のコツ、親が疲れたときの考え方を紹介します。
2026-10-04 ・ 発達を知る