発達を知る
3歳の創造性と表現力:描く・作る・演じる。「なに描いたの?」より大切な関わり方
3歳は、丸から「顔」を描くなど、絵や言葉での表現が一気に広がる時期。お絵かき・工作・ごっこ遊びの進め方、褒め方のコツ、完成を急がせない関わり方を紹介します。
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丸を描いて「ママだよ」、積み木でお家を作って「ここがお風呂」。3歳は、頭の中のイメージを、絵や言葉、遊びで表現し始める時期です。この記事では、3歳の創造性と表現力の目安と、家庭での関わり方を紹介します。
3歳の表現の目安
個人差があり、あくまで目安です。
- 丸や線を組み合わせて、「顔」や「人」を描き始める(頭足人と呼ばれる絵)
- 描いたあとに、意味をつける(「これはワンワン」)
- 三語文や、「〜だから」を使った会話が増える
- 役になりきるごっこ遊びをする(お店屋さん、お医者さん)
- ハサミ、のりを使った工作に興味を持つ
- 歌を歌う、リズムに合わせて踊る
表現を広げる遊び
お絵かき・工作
- クレヨン、絵の具、スタンプ、シールなど、道具を変えて楽しむ
- 大きな紙を使い、のびのび描ける環境にする
- 空き箱、トイレットペーパーの芯、新聞紙で、自由に工作する
- 子ども用ハサミで、切る体験をする(直線から)
ごっこ遊び・劇遊び
- お店屋さんごっこ、お医者さんごっこ、おままごと
- 絵本の登場人物になりきる「お話ごっこ」
- 大人も参加して、「いらっしゃいませ」「何にしますか?」と、役を演じる
音楽・身体表現
- 好きな歌に合わせて、自由に踊る
- 楽器(鈴、太鼓、カスタネット)や、手作り楽器で演奏する
- 「雨の音」「ゾウの足音」など、音を表現する遊び
声かけ・褒め方のコツ
- 「上手だね」だけでなく、「赤をたくさん使ったね」と、具体的に伝える
- 「何を描いたの?」と、毎回聞かない。「教えてくれる?」と、話したくなる聞き方にする
- 大人が手を出して直したり、お手本を描いたりしない
- 完成を急がせない。途中でやめても、それも表現
- 作品は、飾る・とっておくことで、「大切にされている」と伝わる
安全面の注意
- 絵の具、粘土、のりなどは、対象年齢と安全表示を確認する
- ハサミ、ホチキス、テープカッターは、大人がそばにつく
- ビーズ、ボタンなど小さなパーツは、誤飲に注意する
- 汚れてもいい服・場所を準備する
体験談:よくあるエピソード
複数のご家庭でよく聞かれる体験をもとに構成した、一例です。
娘が描いた絵を、つい「これ何?」と聞いてしまい、「…わかんない」とふてくされてしまったことがあります。それ以来、「きれいな色だね」「教えてくれる?」と声をかけるようにしたら、自分から「これはね、うさぎさんのおうち」と、お話をしてくれるようになりました。
まとめ
3歳の創造性と表現力は、自由に描き、作り、演じる経験から育ちます。結果の出来栄えより、自分で考えて表現した過程を認め、安心して表現できる環境をつくりましょう。
参考にした情報
- 幼児期の描画発達に関する研究(国内外の学術研究のレビュー)
- 保育所保育指針・幼稚園教育要領(表現)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。発達について心配なことがあれば、小児科や、自治体の相談窓口にご相談ください。
#3歳#創造性#表現力#お絵かき#ごっこ遊び
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