3歳の運動発達:バランス感覚とボール遊び、三輪車で育つ身体能力
3歳はバランス感覚や、ボール・遊具を使った運動が発達する時期。運動発達の目安、おすすめの遊び、運動が苦手な子への関わり方、身体活動の目安と体験談を解説します。
「ジャンプがじょうずになってきた」「でも、ボールはまだうまく投げられない」。3歳は、バランス感覚が育ち、体の使い方がぐんと上手になる時期です。この記事では、3歳の運動発達の目安と、家庭でできる遊び、運動が苦手な子への関わり方を紹介します。
3歳の運動発達の目安
あくまで目安で、できる時期には個人差があります。
- 両足をそろえて、ぴょんぴょんジャンプできる
- 数秒間、片足で立てる子が出てくる
- 階段を、足を交互に出して上れる子が増える
- 三輪車に乗って、ペダルをこいで進める子が多くなる
- ボールを、両手で投げる、キャッチしようとする
- 走る、止まる、曲がるなど、動きをコントロールできるようになる
3歳におすすめの遊び
バランス感覚を育てる遊び
- 床に線を引いて、その上を歩く(平均台のように)
- 片足立ちを、「かかしさんごっこ」など、遊びにして挑戦する
- 公園の低い遊具、バランスをとる遊具(吊り橋、丸太など)を使う
ボール遊び
- 大きめのやわらかいボールを、投げる、転がす、蹴る
- 「ぽーん」と上に投げて、キャッチしてみる
- ゴールを決めて、ボールを入れる遊び
全身を使う遊び
- 三輪車、ストライダーなどの乗り物
- 鬼ごっこ、「だるまさんがころんだ」
- 音楽に合わせたリズム遊び、ダンス
身体活動の目安
WHO(世界保健機関)のガイドラインでは、3〜4歳の子どもに、1日合計180分以上の身体活動(そのうち60分以上は、息がはずむ程度の活発な活動)が勧められています。日本の「幼児期運動指針」でも、毎日、合計60分以上楽しく体を動かすことが望ましいとされています。
保育園・幼稚園での活動も含めて考えて大丈夫です。無理に回数を決めず、「毎日体を動かす」ことを目標にしましょう。
運動が苦手そうな子への関わり方
- 「できる・できない」を比べず、本人の「やってみた」を認める
- 友だちと比べる言葉(「○○ちゃんは、できるのに」)は避ける
- 大人が一緒に動いて、楽しい雰囲気をつくる
- 少しできそうな簡単なものから、スモールステップで挑戦させる
- 苦手な遊びを、無理にやらせない
体験談:よくあるエピソード
複数のご家庭でよく聞かれる体験をもとに構成した、一例です。
3歳になっても、友だちのようにボールを投げられず、「運動が苦手なのかな」と心配していました。でも、公園で大きなビーチボールで遊ぶようにしたら、楽しそうに追いかけるようになりました。運動は「遊び」から入るのが一番、と実感しました。
こんなときは、相談を
- 走るときや階段で、極端に転びやすい状態が続く
- 3歳を過ぎても、ジャンプがまったくできない
- 左右で、手足の使い方に明らかな差がある
- 体を動かすことを、極端に怖がる、または極端に疲れやすい
かかりつけの小児科や、3歳児健診で相談しましょう。
まとめ
3歳は、バランス感覚やボール遊びなど、さまざまな動きを経験して、体の使い方を学ぶ時期です。「うまくできるか」より、「楽しく体を動かせているか」を大切に、見守りましょう。
参考にした情報
- 幼児期運動指針(文部科学省)
- Guidelines on physical activity, sedentary behaviour and sleep for children under 5 years of age(WHO)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。発達について心配なことがあれば、小児科や乳幼児健診でご相談ください。
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