卒乳・断乳はいつがいい?時期の目安と、無理なく進める方法
卒乳と断乳の違い、WHOの推奨、1歳前後で悩む保護者が多いタイミングの決め方を解説。無理なく進める手順や、母乳をやめたあとのケア、体験談も紹介します。

「まわりは1歳で卒乳しているけど、うちはまだ授乳中……」。1歳前後になると、卒乳・断乳のタイミングに悩む保護者は少なくありません。この記事では、卒乳と断乳の違いや、時期の考え方、無理なく進める方法を紹介します。
「卒乳」と「断乳」の違い
- 卒乳(自然卒乳):赤ちゃんが、自然に母乳やミルクを欲しがらなくなること
- 断乳(計画的卒乳):保護者が「この日までにする」と決めて、授乳を終えること
どちらが正しい、という決まりはありません。家庭の事情や、赤ちゃんの様子に合わせて選べます。
いつまで授乳を続けていい?
WHO(世界保健機関)は、生後6か月までは母乳だけで育て、離乳食を始めたあとも、2歳かそれ以上まで母乳を続けることを推奨しています。世界的に見ると、平均4.2歳まで授乳を続けているというデータもあります。
一方で、日本では1歳ごろでの断乳が目立ちます。「1歳で終えなければいけない」という決まりはなく、保育園に通い始める、母乳が出にくくなる、赤ちゃん自身が欲しがらなくなるなど、それぞれの事情に合わせて決めてよいものです。
卒乳・断乳を考えるタイミングの例
- 保育園への入園が決まった
- 授乳を続けることが、体力的・精神的につらくなってきた
- 赤ちゃんが、食事からしっかり栄養をとれるようになってきた
- 赤ちゃん自身が、授乳への関心を示さなくなってきた
- 歯が生えそろい、虫歯のリスクが気になってきた
無理なく進める方法
断乳する場合
- 断乳する日を、あらかじめ決めておく
- 数日前から、授乳の回数を少しずつ減らす
- 授乳の代わりに、抱っこや絵本など、別のスキンシップを増やす
- 断乳当日は、日中の活動を増やし、気を紛らわせる
- 母乳が張って痛むときは、無理に絞りきらず、少しずつ様子を見ながら調整する(つらいときは助産師に相談する)
自然卒乳を待つ場合
- 赤ちゃんが欲しがる間は、無理にやめさせない
- 授乳の回数が自然に減ってきたら、そのペースに合わせる
- 「もうすぐ、おっぱいさんもバイバイだね」など、言葉で伝えていく(1歳半以降)
体験談:よくあるエピソード
複数のご家庭でよく聞かれる体験をもとに構成した、一例です。
1歳の誕生日をきっかけに断乳しようと決めていましたが、いざその日になると、子どもが夜中に大泣きして、こちらも心が折れそうになりました。助産師さんに相談すると、「3日が山場。それを越えれば落ち着く子が多い」と言われ、抱っこと絵本読みを増やして乗り切りました。実際、4日目からは、夜も授乳なしで眠れるようになりました。焦って決めた断乳でしたが、今思えば、もう少し赤ちゃんのペースに合わせてもよかったかもしれません。
母乳をやめたあとのケア
- 母乳が張って痛む場合は、冷やす、少量だけ搾る、などで対応する
- 高熱や、しこりが続く場合は、乳腺炎の可能性があるため、早めに助産師や産婦人科に相談する
- 情緒面で不安定になる赤ちゃんもいるため、スキンシップの時間を増やして、安心感を補う
まとめ
卒乳・断乳に「正しい時期」はありません。WHOは2歳ごろまでの継続を推奨していますが、家庭の事情や、赤ちゃんの様子に合わせて、無理のないタイミングを選んでください。急に断乳する場合は、数日かけて回数を減らし、母乳のケアと、赤ちゃんの気持ちのケアの両方を意識しましょう。
参考にした情報
本記事は一般的な情報提供を目的としています。授乳や卒乳・断乳について迷うことがあれば、助産師や小児科医にご相談ください。
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