赤ちゃんの寝返りはいつから?平均月齢と、焦らなくていい理由
赤ちゃんの寝返りの平均月齢を、国の乳幼児身体発育調査をもとに解説。寝返り前のサイン、安全に見守るための注意点、体験談も紹介します。個人差が大きい理由と、練習より大切なことをまとめました。
「まだ寝返りしないけど、大丈夫?」。0歳の赤ちゃんを育てていると、まわりの子と比べて心配になる場面の一つが「寝返り」です。この記事では、寝返りの平均的な時期と、個人差が大きい理由、安全に見守るポイントを紹介します。
寝返りの平均月齢
国が実施している乳幼児身体発育調査(乳幼児の発育の目安を定めるための全国調査)によると、寝返り(あお向けからうつぶせに、どちらか一方の方向にでも返れること)ができる赤ちゃんの割合は、月齢ごとに次のように増えていきます。
- 生後2〜3か月未満:1.1%
- 生後3〜4か月未満:14.4%
- 生後4〜5か月未満:52.7%
- 生後5〜6か月未満:86.6%
- 生後6〜7か月未満:95.8%(9割を超える)
生後2〜3か月ごろにできる赤ちゃんはごくわずかで、多くの赤ちゃんは生後4〜6か月ごろにできるようになり、生後6〜7か月ごろまでには9割以上ができるようになります。ここからも分かるとおり、同じ月齢でも「できる子」と「まだの子」が混在するのが普通で、個人差はもともと大きいものです。
寝返り前によく見られるサイン
- うつぶせのとき、頭を高く持ち上げられるようになる
- 仰向けで、足を高く持ち上げて左右に揺らす
- 体を横に向けようと、腰をひねる仕草をする
- 片方の手を、体の下から抜こうとする
これらのサインが出てきたら、寝返りが近いことが多いですが、出ないまま急に寝返りをする赤ちゃんもいます。
練習は必要?
寝返りは、無理に練習させるものではありません。うつぶせの時間(タミータイム)を、遊びの中で少しずつ増やすことは、首や体幹の力を育てるのに役立ちますが、必ず大人が見ている状態で、短い時間から始めてください。
- うつぶせは、機嫌のよいときに、数分から
- 顔の前におもちゃを置いて、持ち上げる動機をつくる
- 疲れた様子や、泣き出したら、すぐに仰向けに戻す
安全に見守るための注意点
- 窒息の予防:寝返りができるようになったら、布団まわりに、やわらかいクッションやタオルなど、顔をふさぐ物を置かないようにします
- うつぶせ寝:睡眠中は、仰向けに寝かせることが基本です。自分で寝返りをして、うつぶせのまま眠ってしまう場合は、周囲の環境(硬さのある布団、物を置かない)を整えたうえで、こまめに様子を見てください
- 高い場所からの転落:寝返りができるようになると、ソファやベッドから転落する事故が増えます。少しの間でも、高い場所に一人にしないでください
体験談:よくあるエピソード
複数のご家庭でよく聞かれる体験をもとに構成した、一例です。
生後5か月になっても寝返りをせず、育児アプリの「寝返りの目安」を過ぎるたびに焦っていました。小児科の健診で相談したところ、「うつぶせの姿勢を嫌がらなければ、それだけで十分。無理に転がす練習はしなくていい」と言われ、肩の力が抜けました。結局、生後6か月半で、ある日突然、寝返りをしました。それまで気にしていたのが嘘のように、あっという間の出来事でした。
こんなときは、かかりつけ医に相談を
- 生後9か月を過ぎても、寝返りの様子がまったく見られない
- 体の左右で、動きに大きな差がある(片方だけ動かしにくいなど)
- 首すわりなど、それ以前の発達の目安にも遅れが気になる
多くの場合は個人差の範囲ですが、気になることがあれば、乳児健診や、かかりつけの小児科で相談してください。
まとめ
寝返りは、生後4〜6か月ごろにできるようになる赤ちゃんが多く、生後6〜7か月ごろまでには9割以上ができるようになります。ただし、それより早い子も遅い子もいるのが自然で、生後9か月ごろまでは、多くの場合は個人差の範囲とされています。無理に練習させるより、うつぶせで過ごす時間を、安全な環境で少しずつ増やしてあげることが、体の発達を後押しします。焦らず、赤ちゃんのペースを見守ってください。
参考にした情報
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、乳幼児健診やかかりつけの医療機関にご相談ください。
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