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成長ガイド

創造性・表現力を育てる8つのレベル。年齢別に、必要なもの・準備・やること・身につく力

創造性・表現力を、レベル1〜8まで一覧で解説。自由に表現する段階から、描く・作る・音楽・ごっこ遊び、計画して作品を仕上げて発表するまで、対象年齢の目安、必要なもの・準備、やること、身につく力をまとめました。

ParentCoach 運営チーム約9分で読めます
大きな紙の上で、手に絵の具をつけて、笑顔で自由に描いている男の子

「絵を描いてくれない」「工作のアイデアが出ない」。創造性は、上手に作る力ではなく、「自分なりに表現してみる」経験から育ちます。ParentCoachの「創造性・表現力」では、この力を8つのレベルに分けて、自由な表現から、描く・作る・音楽・ごっこ遊び、そして作品の発表までを段階的に育てていきます。この記事では、レベルごとの対象年齢の目安、必要なものと準備、どんなことをすればよいか、そして身につく力を一覧で紹介します。

創造性・表現力は、どう育つ?

創造性は、次のような経験の積み重ねで育っていきます。

  • 自由に触れる:正解のない素材や道具で、自由に遊ぶ
  • 認められる:出来栄えより、「表現したこと」を認めてもらう
  • 工夫する:素材や方法を変えて、試してみる
  • 伝える・見せる:作品を人に見せて、感想をもらう

年齢はあくまで目安です

各レベルに示す年齢は、「未経験のお子さまに向いている時期」の目安で、これより早い・遅いからといって問題はありません。分かりやすいよう、1歳未満は月齢、1歳以上は0.5歳(半年)刻みの概算で表示しています。また、レベルは年齢に関係なく選べます。お子さまの興味に合うレベルから始めてみてください。

8つのレベル早見表

レベルテーマ対象年齢の目安身につく中心の力
1自由に表現する6か月〜2.5歳自由に表現する力、想像する力
2作品にする1.5〜3.5歳作品を作る力、表現を人に伝える力
3描く・作る2.5〜4.5歳細かく描く力、いろいろな素材で作る力
4音楽と体で表現する3〜5歳音で表現する力、体で表現する力
5ごっこ遊びと構成3.5〜5.5歳ごっこ遊び、構成を考える力
6計画して作る4〜6歳計画する力、道具を使いこなす力
7テーマで創作する4.5〜6.5歳テーマを表現する力、みんなで作る力
8発表する5〜7.5歳発表する力、振り返る力

各レベルの必要なもの・準備 早見表

レベル必要なもの事前の準備
1新聞紙・大きな紙、口に入っても安全な画材(水で落ちるクレヨン・絵の具)、身近な音の出る物(鍋・スプーン)、粘土(小麦粉粘土など)汚れてもよい場所に、シートを敷き、汚れてもよい服を着る
2画用紙・絵の具、スタンプに使える材料(スポンジ・野菜・型)、色紙、作品を飾る場所作品を飾る場所(冷蔵庫・壁)を決めておく
3クレヨン・色鉛筆、子ども用のはさみ・のり、折り紙、廃材(空き箱・トイレットペーパーの芯)はさみやのりなど、道具の使い方を大人が見せる
4楽器(タンバリン・カスタネットなど)、音楽・歌、粘土、ダンス用の音楽体を動かせるスペースを確保する
5段ボール・布・お面の材料、衣装・小道具になる物、人形・ぬいぐるみごっこ遊びの設定(お店・病院・動物)を、子どもと一緒に決める
6設計メモ用の紙、はさみ・のり・テープ(子ども用)、毛糸・針(安全なもの)作る前に、絵で計画を描く時間をとる
7大きな紙・画用紙、廃材、音楽アプリ・楽器、立体作品用の箱や粘土テーマ(海・宇宙・森)を、子どもと一緒に決める
8作品を飾る展示スペース、スマートフォン・カメラ、発表会の招待状発表する日と場所を決め、家族を招待する

レベル1:自由に表現する(6か月〜2.5歳ごろ)

絵・音楽・体の動きなどで、自由に表現することを楽しむ段階です。

取り組むスキル:自由に表現する/想像して遊ぶ/感触遊びを楽しむ/音遊びを楽しむ

必要なもの・準備

  • 新聞紙・大きな紙
  • 口に入っても安全な画材(水で落ちるクレヨン・絵の具)
  • 身近な音の出る物(鍋・スプーン)
  • 粘土(小麦粉粘土など)
  • 準備:汚れてもよい場所に、シートを敷き、汚れてもよい服を着る

やること

  • 自由になぐり描きをしたり、絵の具に触れたりする
  • 箱を車に見立てるなど、見立て遊びをする
  • 粘土や水遊びで、感触を楽しむ
  • 鍋やスプーンで、音遊びをする

身につく力:自由に表現する力、想像する力、感触を楽しむ力、音への興味

レベル2:作品にする(1.5〜3.5歳ごろ)

自分のアイデアを、形のある作品や発表にする段階です。

取り組むスキル:作品を作り上げる/表現を人に伝える/色を楽しむ/スタンプ・版遊び

必要なもの・準備

  • 画用紙・絵の具
  • スタンプに使える材料(スポンジ・野菜・型)
  • 色紙
  • 作品を飾る場所
  • 準備:作品を飾る場所(冷蔵庫・壁)を決めておく

やること

  • 描いた絵や作った物を、家に飾る
  • 作ったものについて、「これはなに?」と聞いて話してもらう
  • 好きな色を選んで、色遊びをする
  • スタンプ遊び・版遊びをする

身につく力:作品を作る力、表現を人に伝える力、色の楽しさ、スタンプ・版遊び

レベル3:描く・作る(2.5〜4.5歳ごろ)

絵や工作で細部にこだわって表現する段階です。

お父さんと一緒に、空き箱やトイレットペーパーの芯、色紙で工作をしている女の子
空き箱や芯、色紙などの身近な素材で、自分のアイデアを形にする。大人は手を出しすぎず、そばで楽しみましょう。

取り組むスキル:細かく描く/いろいろな素材で作る/切って貼る/折り紙を楽しむ

必要なもの・準備

  • クレヨン・色鉛筆
  • 子ども用のはさみ・のり
  • 折り紙
  • 廃材(空き箱・トイレットペーパーの芯)
  • 準備:はさみやのりなど、道具の使い方を大人が見せる

やること

  • 顔や体のパーツなど、細かい部分も描く
  • 空き箱などの廃材で、作りたい物を作る
  • はさみで切って、のりで貼る
  • 折り紙で、簡単な物を折る

身につく力:細かく描く力、いろいろな素材で作る力、切って貼る力、折り紙

レベル4:音楽と体で表現する(3〜5歳ごろ)

歌・楽器・ダンスで表現する段階です。

取り組むスキル:音で表現する/体で表現する/粘土で形を作る/歌で気持ちを表現する

必要なもの・準備

  • 楽器(タンバリン・カスタネットなど)
  • 音楽・歌
  • 粘土
  • ダンス用の音楽
  • 準備:体を動かせるスペースを確保する

やること

  • 好きな歌に合わせて、楽器を鳴らす
  • 音楽に合わせて、体で表現する
  • 粘土で、好きな形を作る
  • うれしい・悲しい気持ちを、歌で表現する

身につく力:音で表現する力、体で表現する力、粘土で形を作る力、歌で気持ちを表現する力

レベル5:ごっこ遊びと構成(3.5〜5.5歳ごろ)

ストーリーや構成を考えて表現する段階です。

取り組むスキル:劇・ごっこ遊び/貼り絵・構成する/人形やお面で演じる/衣装・小道具を作る

必要なもの・準備

  • 段ボール・布・お面の材料
  • 衣装・小道具になる物
  • 人形・ぬいぐるみ
  • 準備:ごっこ遊びの設定(お店・病院・動物)を、子どもと一緒に決める

やること

  • ごっこ遊びや、簡単な劇を楽しむ
  • 貼り絵で、構成を考える
  • 人形やお面で、演じる
  • 衣装や小道具を作る

身につく力:ごっこ遊び、構成を考える力、演じる力、小道具を作る力

レベル6:計画して作る(4〜6歳ごろ)

作る前に計画し、道具を使いこなす段階です。

取り組むスキル:作品を計画する/道具を使いこなす/お話に絵をつける/編む・縫う

必要なもの・準備

  • 設計メモ用の紙
  • はさみ・のり・テープ(子ども用)
  • 毛糸・針(安全なもの)
  • 準備:作る前に、絵で計画を描く時間をとる

やること

  • 何を作るか、絵で計画を描いてから作る
  • はさみ・のり・テープなどを、上手に使う
  • お話に、絵をつける
  • 毛糸やフェルトで、編む・縫う

身につく力:計画する力、道具を使いこなす力、お話に絵をつける力、編む・縫う力

レベル7:テーマで創作する(4.5〜6.5歳ごろ)

テーマを決めて表現し、みんなで作る段階です。

取り組むスキル:テーマで作品を作る/みんなで作る/音楽を作る/立体作品・ジオラマを作る

必要なもの・準備

  • 大きな紙・画用紙
  • 廃材
  • 音楽アプリ・楽器
  • 立体作品用の箱や粘土
  • 準備:テーマ(海・宇宙・森)を、子どもと一緒に決める

やること

  • テーマを決めて、作品を作る
  • みんなで、大きな作品を作る
  • 簡単なメロディやリズムを作る
  • 立体作品やジオラマを作る

身につく力:テーマを表現する力、みんなで作る力、音楽を作る力、立体的に表現する力

レベル8:発表する(5〜7.5歳ごろ)

作品を発表し、振り返る段階です。

壁に飾った自分の絵を指差して、お母さんに説明している男の子
作品を飾って、自分の言葉で発表する。聞き手がいることが、次の作品への意欲になります。

取り組むスキル:作品を発表する/作品を振り返る/写真・動画で表現する/発表会を開く

必要なもの・準備

  • 作品を飾る展示スペース
  • スマートフォン・カメラ
  • 発表会の招待状
  • 準備:発表する日と場所を決め、家族を招待する

やること

  • 作品を、家族の前で発表する
  • 作品を振り返り、工夫した点を話す
  • 写真や動画で、作品を表現する
  • 家族向けの、小さな発表会を開く

身につく力:発表する力、振り返る力、写真・動画での表現、発表会を開く経験

関わり方のコツ

どのレベルでも共通する、親の関わり方のポイントは次のとおりです。

  • 上手・下手を評価しない:「何を描いたの?」「どうやって作ったの?」と、興味を持って聞きます
  • 手を出しすぎない:直したり、お手本を見せすぎたりすると、意欲が下がることがあります
  • 作品を飾る:飾ってもらえる経験が、自信になります

ParentCoachでは、各スキルの達成の様子に合わせて、次に取り組むアクティビティを提案します。

安全に楽しむための注意点

  • 画材は口に入れても安全なものを:低年齢のうちは、口に入れても安全とされる画材を選び、見守ってください
  • 小麦粉粘土:小麦アレルギーのお子さまには使わないでください
  • はさみ・針・のり・ホッチキス:使い方を伝え、大人が付き添いましょう。小さなパーツは誤飲にも注意してください

まとめ

創造性は、特別な才能ではなく、「自分なりに表現してみよう」という気持ちから育ちます。上手さより、楽しんで表現した経験を大切にしてください。お子さまの年齢に合ったレベルから、無理なく始められます。

参考にした情報

本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの年齢や様子に合わせ、必ず大人が付き添って取り組んでください。

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