ParentCoach
発達を知る

夜中に突然泣き叫ぶ。幼児の夜驚症と悪夢の違い、慌てない対応

寝ている途中に急に叫ぶ、泣く、起き上がる。夜驚症と悪夢の違い、起きたときの対応、安全の確保、睡眠環境の整え方、受診の目安を解説します。

約4分で読めます編集:ParentCoach 運営チーム
ナイトライトのそばのベッドで、ぬいぐるみを抱いて眠る幼児

「夜中に急に叫んで、呼んでも反応しない」「怖い夢を見たと言って、泣いて起きる」。夜中の子どもの様子は、保護者にとって、とても心配になるものです。この記事では、夜驚症と悪夢の違いと、慌てないための対応を紹介します。

夜驚症と悪夢は、別のもの

夜中に泣く、叫ぶといっても、いくつかの種類があります。

夜驚症(やきょうしょう)

  • 眠りについてから、1〜3時間ほどの、深い眠りの時間帯に起こりやすい
  • 突然起き上がって、叫ぶ、泣く、怖がる様子を見せる
  • 目は開いているように見えるが、呼びかけても反応が乏しく、なだめても通じにくい
  • 数分から、長くても10〜15分ほどで、また眠る
  • 翌朝、本人は覚えていないことがほとんど

3〜6歳ごろの子どもに見られることがあり、成長とともに、自然に落ち着く場合がほとんどです。

悪夢

  • 朝方に近い、浅い眠りの時間帯に起こりやすい
  • 目が覚めて、怖い夢の内容を話せる
  • 抱きしめると、なだめられて、安心する
  • 起きたあとも、夢を覚えている

夜驚症が起きたときの対応

無理に起こさない

起こそうとしても、かえって混乱させることがあります。起こさずに、見守ります。

安全を確保する

歩き回ったり、ベッドから落ちたりすることがあります。

  • 周りに、ぶつかるものや、危ない物がないか確認する
  • 階段や玄関、窓の近くには、行かないようにする
  • 落ち着いて、そっとそばについている

声はかけすぎない

「大丈夫だよ」と、静かに声をかける程度にします。大きな声で呼びかけたり、強く揺すったりするのは避けます。

朝に責めない

翌朝は、本人は覚えていません。「昨日の夜、こうだったよ」と詳しく話すと、かえって不安にさせてしまうことがあります。

悪夢を見たときの対応

  • 抱きしめて、「怖い夢だったんだね。もう大丈夫だよ」と、安心させる
  • 夢の内容を、無理に聞き出さない
  • 部屋の電気を少しつけたり、お気に入りのぬいぐるみを持たせたりする
  • 落ち着いたら、また眠れる雰囲気を作る

昼間に、怖いものを見聞きしていないかも、振り返ってみましょう。

起こりやすくしないための工夫

夜驚症や悪夢は、睡眠不足や、疲れ、不安が重なると、起こりやすくなると言われています。

  • 就寝・起床の時間を、できるだけ一定にする
  • 昼間は、しっかり体を動かす
  • 寝る前は、興奮する遊びや、刺激の強い映像を避ける
  • 寝る前に、トイレを済ませる
  • 就寝前のルーティン(絵本、ゆったりした会話)で、気持ちを落ち着ける
  • 入園、引っ越し、きょうだいの誕生など、環境の変化があるときは、特に気持ちに寄り添う

受診を考える目安

次のような場合は、小児科に相談してみましょう。

  • ほぼ毎晩のように起こり、日中の生活に影響している
  • 回数が増えていく、または、年齢が上がっても続いている
  • 夜中に、呼吸が止まるようなことがある、いびきが大きい
  • けいれんのような様子がある、意識がぼんやりしたままである
  • 子ども本人が強い不安を抱えていて、日中にも影響が出ている

動画を撮っておくと、診察時に状況が伝わりやすくなります。

よくある場面と声かけの例

夜中に、目を開けたまま泣き叫んでいる場合の例です。

声をかけて起こそうとはせず、そばで、そっと見守ります。「大丈夫だよ、ここにいるよ」と、静かに伝える程度にして、安全だけを確認します。数分たって落ち着いたら、そのまま、また眠らせます。

まとめ

夜驚症は、見ている保護者のほうが慌ててしまいますが、多くは成長とともに自然に落ち着きます。慌てずに、安全を確保して見守りましょう。心配が続くときは、小児科で相談してください。

参考にした情報

本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。

#2歳#3歳#4歳#5歳#6歳#睡眠#夜驚症#悪夢

ParentCoachなら、読んだ内容を今日の親子遊びにすぐ移せます。

  • お子さまの月齢に合わせた、今日のおすすめアクティビティ
  • やった記録で、できるようになったことが見える
  • パートナーとお子さまの記録を共有できる
アプリをはじめる

関連記事