3歳の言葉の発達:「なんで?」と三語文、会話で語彙を伸ばす方法
3歳は、三語文や「なんで?」が増え、会話が成り立ち始める時期。出来事を順番に話す練習、語彙を広げる絵本と声かけ、吃音や言葉の遅れが気になるときの目安を紹介します。
「きょう、こうえんで、すべりだいした」。3歳は、三語文以上で、自分の体験を話せるようになる時期です。この記事では、3歳の言葉の目安と、語彙と会話を伸ばす関わり方を紹介します。
3歳の言葉の目安
個人差があり、あくまで目安です。
- 三語文〜簡単な文で話す(「ぼく、これ、やりたい」)
- 「なんで?」「どうして?」が増える
- 見たこと・したことを、簡単に話せる
- 色・大きさ・数(少数)などの言葉がわかる
- 「ありがとう」「ごめんね」を、場面に合わせて言える子が増える
- 発音は、まだ不完全なことがある
語彙と会話を伸ばす関わり
「なんで?」に付き合う
答えを全部教えるより、「どう思う?」と聞き返すことで、考える力と言葉が育ちます。わからなければ、一緒に調べましょう。
出来事を順番に話す練習
- 「今日、保育園で何した?」と聞き、「それから?」と続きを促す
- 絵日記や、1日の写真を見ながら話す
- 話が飛んでも、最後まで聞く
絵本
- お話の続きを予想する(「このあと、どうなるかな?」)
- 登場人物の気持ちを聞く(「どんな気持ちだったかな?」)
- 同じ絵本を繰り返し読み、好きなフレーズを一緒に言う
遊びと生活
- しりとり、なぞなぞ、言葉遊び(簡単なもの)
- 「おおきい/ちいさい」「うえ/した」など、位置や比較の言葉を生活で使う
- ごっこ遊びで、いろいろな役の言葉を使う
吃音(どもり)について
3歳前後は、「ぼ、ぼ、ぼく」と、言葉をくり返すことが一時的に増える場合があります。多くは自然に落ち着くので、「ゆっくり言って」と注意せず、最後まで聞いてあげることが基本です。
体験談:よくあるエピソード
複数のご家庭でよく聞かれる体験をもとに構成した、一例です。
「なんで?」の連発に、つい「そういうものなの」と答えていました。「どうしてだと思う?」と聞き返すようにしたら、自分なりの理由を話してくれて、会話が一気に長くなりました。寝る前に「今日一番楽しかったこと」を話す時間も、続けています。
相談の目安
- 3歳を過ぎても、二語文が出ない、単語のみ
- 発音が極端に不明瞭で、家族以外はほとんど聞き取れない
- 言葉がつっかえる状態が、長く続く・強くなる
- 呼びかけへの反応が弱い、目が合いにくい
気になるときは、3歳児健診、小児科、自治体の相談窓口、言語聴覚士などに相談してください。
まとめ
3歳の言葉は、「なんで?」への付き合い・出来事を順番に話す・絵本と言葉遊びで伸びます。完璧な発音や文より、話したい気持ちを大切にしましょう。
参考にした情報
- 幼児期の言語発達に関する研究(国内外の学術研究のレビュー)
- 幼稚園教育要領・保育所保育指針(言葉)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。発達について心配なことがあれば、小児科や、自治体の相談窓口にご相談ください。
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