爪切り・散髪を嫌がる子への対応。暴れて切れないときのコツと安全な切り方
爪切りで暴れる、散髪で泣く、切っている間じっとしていない。1〜5歳の爪切り・散髪嫌いの理由と、安全に切るコツ、嫌がるときの工夫、美容室に行く練習を解説します。

「爪を切ろうとすると、手を引っ込めて逃げる」「美容院に行くと、大泣きして、髪が切れない」。爪切りや散髪は、動くと危ないため、保護者が緊張する場面です。この記事では、嫌がる理由と、安全に切るコツ、慣れる工夫を紹介します。
爪切り・散髪を嫌がる理由
- 手足や頭を、押さえられるのが、いやだ
- 以前に、深爪をして痛かった経験がある
- 爪切りの、パチンという音や、感触が怖い
- 髪が切られる、ハサミが近くにある恐怖
- 切っている間、じっとしているのが、退屈で苦手
- 美容室の、いつもと違う環境や、知らない人への緊張
爪切りを安全に行うコツ
切るタイミングを選ぶ
- 入浴後は、爪が柔らかくなり、切りやすい
- 眠っているときに、切る家庭も多い(赤ちゃんから幼児まで)
- 機嫌のよい時間帯を選ぶ
子どもの体勢を安定させる
- 抱っこして、向かい合わせにするか、後ろから抱きかかえる姿勢が安定する
- 子どもの指を、1本ずつ、しっかり支える
- 一度に全部切らず、1日1〜2本ずつでもよい
切り方のポイント
- 爪の先の白い部分を、少し残す程度に切る(深爪を避ける)
- 角を、軽く丸く整える(やすりを使うとよい)
- 指先の皮膚を、爪切りに巻き込まないよう、指の腹を、そっと押し下げて切る
- 赤ちゃん用や、幼児用の、小さめの爪切りを使う
切ったあとのケア
切った後は、爪やすりで整えると、ひっかき傷や、引っかかりが減ります。保湿も、忘れずに。
嫌がるときの工夫
遊びの中で、慣れる
- 親が、自分の爪を切って見せる
- ぬいぐるみや、人形の爪を、切るまねをする
- 爪切りに、触る、鳴らす(パチン、パチン)遊びをして、怖さを減らす
気をそらす
- お気に入りの動画や、絵本を見せながら、切る
- 歌を歌ったり、お話をしたりして、気持ちを別に向ける
- 「全部切れたら、シールを貼ろうね」と、ごほうびを用意する
選ばせる
「右手と、左手、どっちから切る?」「どの指から切る?」と、自分で選ばせると、納得して、協力しやすくなります。
無理に押さえつけない
嫌がって暴れているときに、無理に切ると、けがの原因になり、爪切りへの恐怖が強くなります。一度中断して、日を改めるほうが、安全です。
散髪を嫌がるときの工夫
家で切る場合
- 切る前に、「これから、髪を切るよ」と、予告する
- 肩にタオルをかけ、切った髪がかゆくならないように、ケープを使う
- 切る髪の長さは、少しずつ(前髪だけ、など)
- 切ったあとは、すぐにお風呂で、髪を流す
美容室・理髪店に行く場合
- 事前に、「髪を切りに行くよ」「ここは、髪を切るところだよ」と伝える
- 子ども連れに慣れた、お店を選ぶ(キッズスペースがある、子ども用の椅子があるなど)
- 親が膝の上に乗せて、切ってもらえるか、確認する
- 眠い時間帯や、おなかがすいた時間帯は避ける
- お気に入りのおもちゃや、動画を持っていく
美容室に行く練習
- 親が、美容室で髪を切る姿を、見せる
- 美容室ごっこ(櫛で髪をとかす、ケープをかける)をして、遊ぶ
- まずは、前髪だけ、などの短い時間から始める
避けたい対応
- 嫌がる子を、力ずくで押さえて切る
- 「切らないと、おばけが来る」など、脅す
- 切れないことを、強く叱る
- 一度の失敗で、「この子は、無理」と決めつける
安全のためのチェック
- ハサミや爪切りは、使い終わったら、子どもの手の届かない場所に片付ける
- 切った爪や、髪の毛は、口に入れないよう、きちんと片付ける
- 爪が伸びすぎて、ひっかき傷になる前に、こまめに切る
相談の目安
- 爪の周りが赤く、はれている、膿んでいる
- 爪の色や形が、普段と大きく違う
- 感覚の過敏さが強く、爪切りや散髪以外にも、さまざまな場面で強い拒否がある
小児科や、保健センターに、相談してみましょう。
よくある場面と声かけの例
爪切りを見ると、手を隠して、嫌がる場合の例です。
「痛いのが、心配なんだね」と気持ちを受け止めます。「痛くしないように、ゆっくり切るよ。右手から切る?左手から切る?」と、選ばせて、1本だけ切ります。
まとめ
爪切りや散髪の嫌がりは、不安や、感覚の問題から起こります。遊びで慣らし、気をそらす工夫をして、安全を最優先に、焦らず進めていきましょう。
参考にした情報
- 保育所保育指針(厚生労働省)
- 子育て支援(こども家庭庁)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。
ParentCoachなら、読んだ内容を今日の親子遊びにすぐ移せます。
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