ParentCoach
習慣化のコツ

祖父母としつけの方針が違うときは。お菓子・テレビ・叱り方の食い違いの伝え方

祖父母がお菓子を与えすぎる、テレビを見せ続ける、叱り方が違う。しつけの方針が食い違うときの伝え方、決めておくこと、子どもへの影響を考える視点を解説します。

約4分で読めます編集:ParentCoach 運営チーム
キッチンでお茶を飲みながら話す祖母とお母さんと、遊ぶ子ども

「お菓子をあげすぎないでほしい」「テレビをつけっぱなしにしないでほしい」「叱り方が厳しすぎる(または甘すぎる)」。祖父母に子どもを見てもらう機会が増えるほど、しつけの違いが気になることがあります。この記事では、角を立てずに伝える方法と、決めておくとよいことを紹介します。

食い違いが起きるのは、自然なこと

祖父母の子育ては、数十年前の環境や、当時の考え方がもとになっています。たとえば、離乳食の進め方、泣いたときの対応、寝かせ方、褒め方や叱り方などは、時代によって情報や常識が変わってきました。

祖父母に悪意があるわけではなく、「孫がかわいい」「昔はこうだった」という気持ちから、違いが出ていることがほとんどです。「間違っている」と決めつけず、「今はこう言われているみたい」「うちはこうしたい」と伝えるほうが、受け入れてもらいやすくなります。

伝える前に決めておくこと

夫婦で、譲れないことを絞る

すべてを注意すると、関係がぎくしゃくします。次のように分けて考えると、整理しやすくなります。

  • 安全・健康に関わること(譲れない):食物アレルギー、チャイルドシート、はちみつ、窒息しやすい食べ物、うつぶせ寝など
  • 家庭のルールとして大切にしたいこと:おやつの量、動画を見る時間、就寝時間
  • 祖父母に任せてもよいこと:遊び方、おもちゃの選び方、昔ながらの遊び

譲れないことは、はっきり伝えます。それ以外は、「祖父母の家では、少し緩くてもよい」と考えると、気持ちが楽になります。

伝える人を決める

祖父母の実子(自分の親か、配偶者の親か)から伝えるほうが、受け止められやすい場合が多いです。誰から言うかを、夫婦で話し合っておきます。

伝え方のコツ

  • 感謝を先に伝える:「いつも見てもらって助かっています」と、先に言う
  • お願いの形にする:「やめて」ではなく、「こうしてもらえると助かります」と言う
  • 理由を短く添える:「最近は、こう言われているみたいで」と、情報として伝える
  • 具体的にする:「甘いものを控えて」ではなく、「おやつは1日1回、午後3時に、小さいものを1つだけ」
  • 紙やメモに残す:アレルギーや、守ってほしいルールは、紙に書いて渡す。口頭より、後から見返せる

声かけの例

お菓子を食べすぎる場面の伝え方の例です。

「いつも、あの子の相手をしてくれて、ありがとう。最近、夕ごはんが食べられない日が続いていて。おやつは、夕方4時までに、小さいものを1つだけにしてもらえるとありがたいな」と、事情を添えて、具体的にお願いします。

それでも変わらないときは

  • ルールを守ってもらえなくても、「祖父母の家だけのこと」と割り切る範囲を決める
  • 預ける時間や頻度を調整する
  • 子どもには、「おじいちゃんの家では、こうなんだね。おうちでは、こうだよ」と、場所で違うことを短く伝える
  • 安全に関わることで繰り返される場合は、預ける場面を減らすことも検討する

子どもは、場所や相手によって、ルールが違うことを、思ったより上手に理解します。完全に統一しなくても、家庭での基本が安定していれば、大きな問題にならないことが多いです。

親が追い詰められないために

祖父母との関係は、長く続きます。「勝ち負け」ではなく、「子どものために、協力してもらう」という気持ちで、無理のない範囲で伝えていきましょう。夫婦の分担や考え方のずれで悩むときは、夫婦での育児の分担も参考になります。

相談の目安

  • 祖父母の言動で、子どもが怖がる、おびえる様子がある
  • 叩く、どなるなどが繰り返される
  • 話し合いが難しく、親自身が強い負担を感じている

自治体の子育て相談窓口や、保健センターなどに相談してください。

まとめ

祖父母としつけの方針が違うのは、よくあることです。譲れないことを絞り、感謝を伝えたうえで、具体的にお願いすると、関係を保ちながら伝えやすくなります。完全に統一することより、子どもの安全と、家庭の基本を守ることを大切にしましょう。

参考にした情報

本記事は一般的な情報提供を目的としています。お子さまの発達について心配なことがあれば、小児科や自治体の相談窓口にご相談ください。

よくある質問

Q. 祖父母の前では、子どもがわがままになります。直したほうがよいですか。
祖父母の前で甘える、いつもと違う振る舞いをするのは、多くの子に見られる姿です。場所や相手によって、行動を使い分けることも、成長の一つの側面と考えられます。家庭でのルールが崩れていないかを見ながら、必要なときだけ「おうちではこうだよ」と短く伝えてください。
Q. 祖父母に直接注意しづらいときは、どうすればよいですか。
祖父母の実子である親(自分の親、または配偶者の親)から伝えるほうが、角が立ちにくいことが多いです。配偶者が相手の親に話すのが難しい場合は、先に夫婦で内容を整理し、「お願い」の形で、短く具体的に伝える方法もあります。
#2歳#3歳#4歳#5歳#6歳#家庭生活#祖父母#しつけ

ParentCoachなら、読んだ内容を今日の親子遊びにすぐ移せます。

  • お子さまの月齢に合わせた、今日のおすすめアクティビティ
  • やった記録で、できるようになったことが見える
  • パートナーとお子さまの記録を共有できる
アプリをはじめる

関連記事